【UAEW64】堀江耐志、ザイヌコフ弟のギロチン回避行動にニンジャを合わされ絞め落とされる
【写真】ダゲスタンの新鋭をやりあった堀江。ポテンシャルの高さは絶対にある。そこを見せつけたので、細部の丁寧さを匠の指導で身につけ――日本を代表するMMAファイターに成長してほしい(C)UAEW
<63キロ契約/5分3R>
クルバン・ザイヌコフ(ロシア)
Def.3R4分23秒by ニンジャチョーク
堀江耐志(日本)
なぜか実況に日本のキックボクサーと紹介された堀江が、サウスポーの構えからワンツーでステップイン。かわしたザイヌコフは前蹴りを見せる。三日月気味の蹴りを繰り出すザイヌコフは、右ハイを空振り。堀江はサイドの関節蹴りを放つ。ワンツーで右を届かせたザイヌコフに対し、堀江が左オーバーハンド。指を水平に伸ばさないよう注意を受けたザイヌコフがワンツーで前に出る。
さらにザイヌコフは右を伸ばし、右ハイを蹴る。堀江はダブルレッグで反対側のケージまでドライブしてテイクダウンを決める。すぐにザイヌコフが立ち上がるが、堀江はケージに押し込む。ヒジを打って離れたザイヌコフは、サイドキックと左オーバーハンドをかわして距離を詰めるとワンツーからスリー。サークリングでバランスを崩しながらも堀江が、間合いを外し初回が終わった。
2R、ハイ、前蹴りのザイヌコフ。堀江は右に回る。手をついて蹴りを見せた堀江だが、これは空を切る。堀江の左に右を合わせていくザイヌコフは、ダブルレッグを切ってニンジャチョークへ。タイトに入ったように見えたが、ザイヌコフは自ら解いてヒザ蹴りをボディに入れる。
体を入れ替えた堀江は左腕を差す。ザイヌコフの小手投げ狙いから離れた両者。堀江の左とザイヌコフの左ジャブが交錯する。左オーバーハンドが届かなった堀江は、ケージを背負った状態からシングルレッグで、ここも反対側のケージまでドライブ――もテイクダウンは奪えない。
前蹴りで顔面を狙ったザイヌコフに、堀江は左を当てる。ザイヌコフは右を伸ばしてスピニングバックキックもクリーンヒットはしない。ザイヌコフは圧をかけて、右ハイ。ワンツーを放ってラウンドが終わった。動きは多いが、手数は少ない一戦は3Rへ。
最終回、ザイヌコフが右ミドルを決める。堀江の左ハイ後にワンツーのザイヌコフは、ダブルレッグでケージに押し込まれる。反り投げを潰すようにトップを取ったザイヌコフが左足を抜いてハーフへ。
ニーシールドの堀江は立ち上がり際にバックを許す。前方に崩す左足をフックしたザイヌコフが右腕を喉下に入れるが、背中を取り切れておらず絞めもネッククランクも極まらない。パンチから強引なRNCをセットしたザイヌコフに対し、堀江は一度背中をマットにつけてシングルレッグでレッスルアップ。
ケージに押し込むところまでは挽回した堀江だが、ここからトップを取ることはできない。ザイヌコフの小手投げも決まらないが、ケージに押し込まれた状態から堀江の頭を抱えギロチンチョークへ。ここも堀江は背中をつけてシングルを狙ったか。しかし、尻をマットにつけたところでケージに押し込まれる形で、ザイヌコフにニンジャチョークで絞めあげられ堀江は落とされた。















