【ONE100】岡見勇信と対戦、アギラン・タニ「岡見のホームタウンにアンダードッグが乗り込む(笑)」
【写真】いつも明るく、なんといってもオーディナリー・ピープル感が滲み出ているアギラン(C)MMAPLANET
13日(日)に東京都墨田区の両国国技館で開催されるONE 100 Century。同大会のPart.01はアギラン・タニが岡見勇信と対戦する。
マレーシアの新鋭は6月の上海大会で秋山成勲を破り、再びJ-MMAのレジェンドに挑むことになった。ある意味過酷な、そしてこれ以上ないチャンスを手にしたアギランに岡見戦について尋ねた。
──岡見勇信選手とオファーがあった時、どのように感じましたか。
「凄く驚いたよ。実は他の選手との試合が決まっていて、急にユーシン・オカミと戦わないかというオファーがあったんだ。8月の最終週になったぐらいの時だよ。日本大会とは違うショーで、違う相手と戦うはずだったのにいきなりユーシン・オカミが目の前に現れたんだ(笑)。
オカミはこのスポーツの伝説だよ。彼をマーシャルアーチストとして尊敬している。そんな選手と戦えるんだから、最高のチャンスを与えてもらったと思っている」
──秋山成勲選手に続き、岡見選手と日本MMA界の大物との試合が続くことになりました。
「本当に幸せだよね。とにかくベストを尽くして戦うよ。オカミは完成されたMMAファイターだ。特に寝技が強い。ONEで戦うようになって結果が出ていないけど、彼が強いことは間違いない。結果が出ていないのは、たまたま彼の強さが試合で出なかったのか、それとも今の彼は変わってしまったのか。100パーセントの準備をして、僕と戦うと答がでる。もちろん、そのために僕も万全を期すよ」
──岡見選手との試合に向けて、どのような準備をしてきましたか。
「とにかく、ユーシン・オカミが最高に強かった時をイメージして、そこの照準を合わせてトレーニングしてきた。それだけだよ」
──今回の準備はモナキーMMAもしくはバリMMA、どちらで準備してきたのでしょうか。
「モナキーだよ。今はバリまで行かなくても、多くのトレーニング・パートナーがクアラルンプールにいるからね」
──7月にKLを訪れた時に取材させてもらいたましが、モナキーMMAはサイズ的に岡見選手のような選手は少なかったように思いましたが……。
「ファイトキャンプにはストライカーとレスラー、2人のブラジリアンに来てもらって調整してきたんだ。何より柔術とグラップリングの指導者であるブルーノ・バルボーサとの練習も詰めてきたしね。ブルーノの基礎を大切にする練習がモナキーMMAの柔術をマレーシアのトップに引き上げたように、僕がオカミと戦うにもブルーノのファウンデーションを重視する練習は欠かせないんだ」
──基礎が大切、アギランらしい言葉です。では岡見選手に勝つには何が必要でしょうか。
「僕が持っている全てを出すこと。それしかないよ。アハハハハ」
──ところで東京は岡見選手のホームタウンです。
「東京で戦うことにプレッシャーはないよ。オカミのホームタウンにアンダードッグが乗り込む(笑)。もうベストを尽くして戦うしかないよね」
──今回は午前中に大会が始まります。その点に関して、何か調整は必要だと思っていますか。
「最高だよ。ジムに来てもらった時もそうだったけど、モナキーのMMA練習は毎朝9時半からやっている。つまり日本の午前10時半だよ。僕はその前の早朝の柔術クラスに顔を出すこともある。だから最高の時間帯で戦うことができるってことだね!!」
■ONE100 第1部対戦カード
<ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アンジェラ・リー(米国)
[挑戦者] シィォン・ヂィンナン(中国)
<ONEフライ級(※61.2キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
ダニー・キンガド(フィリピン)
<ONEライト級(※77.1キロ)ワールドGP決勝/5分3R>
クリスチャン・リー(米国)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
キム・デフォン(韓国)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
ダレン・ローラン(フランス)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
岡見勇信(日本)
アギラン・タニ(マレーシア)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(タイ)
リカ・イシゲ(タイ)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
仙三(日本)
リト・アディワン(フィリピン)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
プー・トー(ミャンマー)
ユン・チャンミン(韓国)
<68キロ契約/5分3R>
スノト(インドネシア)
クォン・ウォンイル(韓国)
■ONE100 第2部対戦カード
<ONE世界ライトヘビー級(※102.01キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ブランドン・ベラ(米国)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
<ONE Super Seriesムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者]ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)
<ONE Super Series キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝/3分5R>
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
サミー・サナ(フランス)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アージャン・ブララ(カナダ)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
山口VV.芽生(日本)
ジェニー・フアン(台湾)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
北方大地(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
エルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル)
手塚裕之(日本)
<修斗✖パンクラス王者対抗戦ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
松本光史(日本)
久米鷹介(日本)