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【Shooto2024#08】43歳・岡見勇信がジェヨンに5R判定勝利。キャリア初の王座戴冠で「本当にうれしい」

【写真】前に出続けるジェヨンに対し、岡見は自分の距離をキープして左の攻撃をヒットさせた。(C)MMAPLANET

<修斗世界ミドル級王座決定戦/5分5R>
岡見勇信(日本)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47.
キム・ジェヨン(韓国)

サウスポーの岡見が右手を伸ばしてプレッシャーをかける。ジェヨンは外に回って左のアウトローを蹴りつつ、前に出るタイミングを測る。岡見はジャブを返し、左ストレートを狙う。ジェヨンはインローを蹴って、細かくフェイントを入れる。岡見はジャブを突いて左の三日月蹴りとヒザ蹴り、ジェヨンは変わらず左のアウトローを蹴って前に出て右ボディを打つ。

ジェヨンが右アウトロー、岡見は左ストレート。岡見はジャブと左のヒザ蹴り、ジェヨンがパンチで前に出ると組みついた岡見がジェヨンをケージに押し込む。岡見は首相撲からヒザ蹴りを突き上げると、ジェヨンが離れる。ジェヨンは組みつくフェイントも入れつつ、右フックを振る。距離を取った岡見は左の三日月蹴り、ジェヨンが右ボディを返す。

2R、先に前に出ていくのは岡見。ジェヨンは上体を上下左右に振って左のアウトロー、プレッシャーをかけて右ストレートを打つ。岡見は左のヒザ蹴りを返すが、ジェヨンが右を振って飛び込む。サークリングして距離を取った岡見が左の三日月蹴り、ジェヨンが前に出てくるとカウンターの左のヒザ蹴りを突き差す。岡見は距離を取りながら左ストレート、ジェヨンは右ミドルとインローを蹴る。

岡見も自分から前に出て、ジェヨンのアウトローに右ジャブを当てる。岡見はジェヨンの前進を捌いてジャブ、左ストレートをヒットさせる。ジェヨンが前に出てパンチを振るが、岡見はそれを空振りさせる。ジェヨンが右ミドル、岡見が左ストレートを当てる。ジェヨンがジャンプしての右ミドルを蹴ると、岡見は左の三日月蹴りを突き差した。

3R、ジェヨンが前に出て右ストレートと左ボディ。岡見は距離を取って左のヒザ蹴りを返す。ジェヨンは変わらず前に出て右ストレートを顔とボディに打ち分ける。これでケージを背負う岡見だったが、距離を取り直すとジャブを当てる。岡見は組みも見せつつ、左のヒザ蹴りをボディに突き刺す。前に出るジェヨンが左フック。岡見がそれにに合わせて組みつき、首相撲に捉えるがジェヨンが突き放す。試合がスタンドに戻ると岡見は左の三日月蹴りとヒザ蹴りを当てる。

構わず前に出るジェヨンが右ミドルと右フック、岡見の左ストレートをもらっても、すぐに右フックを打ち返す。距離を取った岡見はジャブと左ミドル、下がりながらジャブと左ストレートを当てる。そして距離が離れると、岡見が強烈な左ミドルをヒットさせる。残り30秒でジェヨンがシングルレッグに入るが、岡見はそれを切る。岡見がパンチで前に出て、左ミドルでボディを狙った。

4R、前に出るジェヨンが右ボディストレート、岡見はサークリングしてジャブを返す。ジェヨンがアウトカーフ、岡見はそこにも右フックを合わせ、左ストレートから右フック、左ミドルを蹴る。ジェヨンは岡見の前足に左右のローを蹴るが、岡見は足を引いて空振りさせる。

岡見がジャブから前に出て左ストレート、ジェヨンは体を左右に振って前に出る。岡見はそこに左のヒザを突き差し、ジャブで距離を取りつつ左ストレートにつなげる。この左を立て続けに当てた岡見は、細かくジャブと右フックを打って、左の三日月蹴りを突き差す。タフなジェヨンは下がることなく前に出てインロー、岡見はワンツーと左ミドルを返す。

5R、すぐに前に出ていくジェヨンが右ボディと右ミドル。岡見もジャブと左ストレート、右フックを打ち込む。岡見は距離を取りつつ左の三日月蹴りと右フック、左ストレートを当てる。丁寧にジャブを突く岡見が左のヒザ蹴り、自分から前に出て左ストレートを放つ。さらに岡見は左ストレートから右アッパー、ジェヨンをケージに押し込む。

ここは距離が離れると岡見は左ミドル、前に出るジェヨンもインローを蹴る。距離を取る岡見がワンツー、左ストレート、左のヒザ蹴り。ジェヨンは岡見の攻撃を被弾しても前に出続けるが、岡見がカウンターのヒザ蹴りを当てる。岡見は左ストレートと右ジャブ。残り30秒を切るとジェヨンがインロー、右ストレート、アッパー、右フック。岡見は足を使って距離を取る。

判定はジャッジ3名とも48-47で岡見が勝利。判定結果が告げられた岡見は喜びの咆哮のあと、ジェヨンと抱擁を交わして健闘を称えあった。43歳で初のベルトを巻いた岡見は「本当にありがとうございました。苦しい戦い、練習でした。怪我も多くて自分のファイトスタイルを貫こうと思えなかったです。そのうえでどうしたらいいのか。勝たなきゃいけない。こういう戦いを選択しました。

賛否両論あると思いますが、キム・ジェヨン選手に勝ってベルトを巻くことだけが僕の使命でした。家族、仲間、サポートしていただいたみなさんがたくさんいて、UFCでベルトに挑戦して失敗して、他の団体でも失敗して…苦しい時間があったんですけど、修斗のベルトを巻けて本当にうれしいです!今の自分の精一杯の戦いでした。ありがとうございました!」とコメント。最後は家族を交えて記念撮影に収まった。


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