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【Shooto2024#08】MMA10戦目の戴冠。マックスのパンチを被弾も、エフェヴィガがRNCで環太平洋王者に

【写真】苦戦もチャンスからフィニッシュまでは素早かった(C)MMAPLANET

<修斗環太平洋ライト級王座決定戦/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.3R3分17秒 by RNC
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

開始早々、サウスポーのエフェヴィガが距離を詰める。マックスは左に回って左ジャブを突く。エフェヴィガは自分の距離を保ちながらプレスをかけると、マックスは左右フックを振るう。エフェヴィガの右ジャブをもらったマックスが右を伸ばすも届かない。ケージを背負ったマックスが右ミドルを繰り出すと、エフェヴィガが左ストレートを合わせる。ここで組んだマックスだが、テイクダウンは奪えず。

離れたエフェヴィガが左ストレートから左ヒザを突き刺す。さらに首相撲になると崩してマックスに背中を着けさせた。パウンドを落とすエフェヴィガの両腕を抱えるマックス。エフェヴィガは右側に一本足を越え、左腕を差し上げた。右腕を枕にして、マックスの右ワキに頭を差し込んだエフェヴィガは肩固めを狙うのか。マックスはケージまで下がり、立ち上がったところで初回終了となった。

2Rはマックスから距離を詰めていく。しかしエフェヴィガがプレスをかけてマックスにケージを背負わせた。マックスは左右フックを振るい、ケージ際を脱する。ケージ中央でマックスの右がエフェヴィガの顔面を捉えた。後続打を受けたエフェヴィガは組み、マックスをケージに押し込む。左ボディでマックスの動きを止めると、首相撲からヒザを突き上げた。一度離れたエフェヴィガはケージ中央でオーソドックスにスイッチする。ボディへのヒザを効かせると、ケージを背負わせてパンチを伸ばす。サウスポーに戻したエフェヴィガの顔面にマックスの右が届く。被弾したエフェヴィガは組みついてバックに回り、跳びついてグラウンドに引きづり込んだ。

四の字フックで固めたエフェヴィガの両手を押さえるマックス。しかしエフェヴィガが右腕を抜き、パンチで削る。左腕を首に回したエフェヴィガだがRNCは極まらず。暴れるマックスに対し、四の字フックを組み直したエフェヴィガは、左腕でアゴを絞め上げながらパンチで削った。

最終回、マックスが前に出て左を伸ばす。左に回るエフェヴィガは、左ヒザを突き出したところに、カウンターで左フックを食らった。さらに追撃してくるマックスに組みついたエフェヴィガ。マックスはキムラで返そうとしたが崩されてしまう。立ち上がったマックスのバックに回ったエフェヴィガがヒザで削る。

ケージに体を預けながらマックスが正対すると、エフェヴィガは離れた。中間距離になるとマックスのパンチが当たる。組んだエフェヴィガがグラウンドに持ち込み、バックを狙う。ハーフバックのエフェヴィガの左腕を抱えるマックス。エフェヴィガはバックマウントを整え、マックスの体を伸ばすとパウンド&ヒジを連打する。そしてRNCで絞め上げてタップを奪った。

環太平洋のベルトを巻いたエフェヴィガは「ちょうどMMA10戦目でベルトを巻くことができて光栄です。でも試合内容はヒドかったので、なかなかうまくいかないですけど。だけど10戦負けなかったのは、一戦一戦勝ちながらも、しっかり失敗もあって、そのなかで学んで成長してきた証です。これからも学び続けて、勝ち続けたいと思います。この試合に向けて準備するなかで、準備が大変だった部分もあります。(涙ぐみながら)。この会場に自分の応援に来てくれた人以外も、一緒に観に来てくれた人とか、仲良い友達、仕事仲間、家族、愛する人たちがいると思うので、その人たちとしっかり時間を過ごしてあげてください」とメッセージを送った。


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