【Shooto2024#08】右ストレートで優勢に立った須藤。亮我に逆転許さずインフィニティ優勝を決める
【写真】須藤が右ストレートで優勢を印象づけた。亮我にとってはダメージがなくても、下がりながら受けるのは印象が悪い(C)MMAPLANET
<フライ級インフィニティリーグ/5分2R>
須藤晃大(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
亮我(日本)
ケージ中央で見合う両者。須藤が左インローを放つ。亮我はダブルレッグで飛び込んだが、切られると左腕を差し上げてケージに押し込む。互いに四つの組み合いからヒザを突き刺すなか、亮我がボディロックで組んだが須藤も差し返し、レフェリーがブレイクをかける。再開後、須藤が右を当てると亮我も右を打ち返した。須藤はボディロックからグラウンドに持ち込む。パスを仕掛けたところで亮我が須藤の左足を取って外ヒールを狙う。
足を抜いて立ち上がった須藤は、スタンドに戻った亮我を右ストレートでグラつかせた。追撃を耐えた亮我が右ローを蹴る。下がる亮我に右ストレートを連打する須藤。亮我は右に回るも、見合う中でシビレを切らしたかダブルレッグで飛び込む。須藤が右を打ち下した。しかしラウンド残り20秒で亮我がダブルレッグで背中を着かせる。パウンドを受けた須藤が立ち上がって初回を終えた。
最終回、須藤が左ジャブを突く。須藤の左ミドルをキャッチした亮我だが、グラウンドに持ち込むことはできない。遠い距離からダブルレッグで飛び込むと、須藤にスプロールされてしまう。反対に須藤がダブルレッグから亮我をケージに押し込み、両足をすくい上げて尻もちを着かせた。両足を畳み、ボディロックで抑え込む須藤。亮我がスイープで須藤の体を浮かせ、左足にヒールを仕掛けるも失敗。再び須藤がトップに戻る。
ハーフで守る亮我が立ち上がり、右腕を差し上げて須藤をケージに押し込んでいく。さらに小内刈りで尻もちを着かせ、さらにパスからバックを狙った。しかし須藤がスイッチから切り返して、トップからパウンドを連打する。終了間際、両者がスタンドに戻って打ち合う。ここで亮我が右で須藤をグラつかせたが、逆転には至らなかった。
裁定は須藤のマジョリティ判定勝ち。勝ち点11でインフィニティリーグ優勝が確定した須藤は「まずこんな試合で、ごめんなさい。ちゃんとフィニッシュしたかったです。また頑張ります。でも100万円ゲットしたんで、良かったです!」と笑顔で語った。