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【UFN157】激しい打撃戦からテイクダウン勝負に出たアラテンヘイリがダナーに競り勝つ

<バンタム級/5分3R>
アラテンヘイリ(中国)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
バットゲレル・ダナー(モンゴル)

モンゴルのダナーと、内モンゴルのアラテンヘイリの同朋対決。右に回りながら左ジャブ、ローを蹴るダナー。アラテンヘイリは右を当てて前に出ると、ダナーが左を打ち返す。ダナーは素早い左ジャブを伸ばし、アラテンヘイリが右オーバーハンドをヒット。緊張感溢れる打撃の展開が続き、アラテンヘイリが距離を詰めて右を当てる。ダナーは後ろ回し蹴りを見せたが、これは空振りに。右アッパー&左フックで前に出たバタゲレルに対し、ワンツーを打ち込んだアラテンヘイリが追撃を狙う。接近戦の打ち合いは得意なダナーがフックを返し、勢いを止めると逆にワンツーで前に出ていく。接近戦になるとガードを固め、遠い距離でクリーンショットを決めたアラテンヘイリのラウンドとなったか。

2R、初回と同じようにやや遠い距離でのパンチの交換のなかでダナーは、蹴りを交えて戦う。右フックを2発入れたダナーが、続いて左ジャブも届かせる。さらにワンツーで前に出たダナー、アラテンヘイリは右を迎え撃った。左フックを当て合った両者、ダナーの勢いが初回より増してきた。アラテンヘイリもカウンターを成功させ、会場のファンから声援が起きる。右フックに左ハイキックを狙ったバタゲレル、蹴りはガードの上だったが圧力が高まってきた。ダナーのワンツーに下がってケージを背にしたアラテンヘイリが初めて組みつく。

すぐにクリンチから離れた両者は、ダナーが右フックを当てダブルレッグで尻もちをつかせる。アラテンヘイリもすぐに立ち上がり、タイムアップに。ダナーがラウンドを取り返した。

最終回、アラテンヘイリも圧を高めようとするが、ダナーが蹴りで突き放し左に続き右フックを当てる。アラテンヘイリはダブルレッグを2度狙い、どちらも切られる。直後に左を当てたアラテンヘイリに、右から左をヒットさせたダナーがヒザをボディに突き刺す。右のロングを当てたバタゲレルに対し、アラテンヘイリがシングルレッグへ。足を取られたままヒザ突き上げたダナーだが、軸足を払われテイクダウンを取られる。

背中をつけたダナーは左目の下が大きく腫れあがっている。背中を預け、ヒジを入れながら立ち上がろうとしたダナーの正面に回りダブルレッグでもう一度倒したアラテンヘイリは、スグランブル後も徹底して組み続けて小外掛けで上を取りきる。サイドで抑えて殴るアラテンヘイリ、ダナーが足を戻すが立ち上がることはできずクローズドガードを強いられる。上と下から殴り合った両者、タイムアップとともに抱き合って健闘を讃え合った。

テイクダウン&コントロ―ルで3Rを手にしたアラテンヘイリが、UFCデビュー戦対決を制し


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