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【UFN157】カザフのイスマゴグロフが、ダウンも奪いモイゼスから快勝=13連勝

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
チアゴ・モイゼス(ブラジル)

RFAライト級王者からコンテンダーシリーズを経て、UFCで1勝1敗のモイゼス。イスマグロフはM-1ライト級王者となり、UFCへ。オクタゴンでも2連勝中のイスマグロフに対し、モイゼスが右ローを蹴っていく。そのローに右を合わせたイスマグロフは左ミドルをブロックし、ローにワンツーを放つ。ボディから左フックを放ったイスマグロフだが、モイゼスも右を返していく。モイゼスは上を狙った蹴りを交え、ローの蹴り合いに。イスマグロフはワンツーで前に出て右の重いロー、続いて右ハイを狙う。

パンチもボディと顔面に打ち分け、飛び上がるようなハイキック、直後に右ローと攻撃を散らすイスマグロフが右をヒット。ローをさらに効かせたイスマグロフが、モイゼスのステップインに左ジャブを当ててダウンを奪う。ボディに続き顔を立ったままで殴ったイスマグロフがビッグラウンドとした。

2R、スイッチして左ミドルを狙ったイスマグロフ、スピニングバックフィストは空振りするがボディストレート、右ロー、右ストレート、そして左ローと精度の高い攻撃を続ける。右ローで足が流れるようになったモイゼスは、パンチの振りが大きくなる。ならばとモイゼスはシングルに出てケージに押し込むも、ウィザードで耐えたイスマグロフが両腕を差し返し体を入れ替える。

離れたイスマグロフ、その刹那パンチを見せたモイゼスがダブルレッグへ。イスマグロフはスイッチで体を入れ替えると、シングルで逆にケージに押し込み優位に態勢に。左を被弾したイスマグロフがテイクダウンへ切り替えるが、切ったモイゼスが右フックを打ちこむ。ここで攻撃を求めることができなかったモイゼスに対し、残り30秒でイスマグロフがダブルレッグへ。エルボーを入れて離れたイスマグロフが左アッパーを当て、スピニングバックキックを見せた。

最終回、ワンツー、後ろ回し蹴り、スピニングバックフィストを繰り出すイスマグロフ。左インサイドローでモイゼスの前足を削ると、右ストレートをタッチさせる。ダブルレッグを切られ、右ストレートを被弾したモイゼスは続いて右ストレートをモロに打ちこまれる。ダメージをごまかすような回転系の攻撃は空を切り、逆にイスマグロフが飛び蹴りを見舞っていく。蹴りを捌いてワンツー、前に出てきたところでも右を当てたイスマグロフの攻勢が続く。

残り90秒、ローに右を合わされ、左ジャブを打たれたモイゼスはイスマグロフのレンジをコントロールできないまま、最後に後ろ回し蹴り。最後の10秒でダブルレッグを狙ったイスマグロフが3-0の判定勝ちを手にし──連勝記録を13とした。


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