【UFC ESPN48】UFC無敗のドーソン戦へ、ダミール・イスマグロフ「距離は関係ない。打撃で圧倒する」
【写真】キャリア24勝2敗、UFCでは5勝1敗。中央アジアを代表するファイターといっても過言でない (C)MMAPLANET
1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN48「Strickland vs Magomedov」が開催され、コメインのライト級3回戦でダミール・イスマグロフが、グラント・ドーソンと対戦する。
昨年12月にアルマン・ツァルキャンに敗れ、オクタゴン初黒星を喫して以来の復帰戦となるイスマグロフ、対戦相手のドーソンはUFCで今だ無敗=7勝1分のレコードを持つ。サブミッションでの勝利が4試合というフィニッシャーに対し、静かな口調で「彼にとって真価が問われる試合になる」と話した。
──週末にドーソン戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は6月28日に行われた)。
「最高だよ。ここまで試合前に追い込んだことはなかった。人生で最高のパフォーマンスを発揮できるはずだ」
──昨年12月にアルマン・ツァルキャンにUFC初黒星を喫しました。あの試合から、何を学べたでしょうか。
「敗北は勝利よりも学ぶことが多い。ミスをして、弱点もハッキリした。基本、僕はテイクダウンディフェンスが弱点だ。ただし、それだけでなくもっとフィジカルを強くしないといけないと感じた。この2つを克服すれば、常に安定して重いパンチを打つことができるようになる。そこを克服してきたので、今回の試合で証明するつもりだよ」
──やや遠い距離で打撃を駆使し、テイクダウンを奪うことも試合で見せてきました。そんなダミールのバックグラウンドは?
「サンボだよ」
──コンバットサンボですか。
「いや、スポーツサンボだよ。ただ、それほどサンボをやっていたわけじゃないんだ。すぐにハンド・トゥ・ハント・コンバットに転向したから。ハンド・トゥ・ハント・コンバットはヘッドギアをつけていたけど、サッカーボールキックも認められていた。結果、アマチュアMMAを戦う機会を得て、プロMMAファイターになった。金がなかったから、即プロとして活動するようになったんだ」
──ところでダミールはUFCで戦う合間にカザフスタンのMMA大会のなかでヌルベルゲン・シャリポフ、アルマン・オスパノフというトップMMAファイターとグラップリングの試合をやっていますね。
「常にグラップリングの技術力を上げたいと思っている。それには実戦経験を積むことが一番だから、グラップリングの試合に出ているんだ」
──では土曜日に戦うドーソンの印象を教えてください。
「良い選手で、タフな相手だよ。ただし、ドーソンは僕が戦ってきたような強い選手と戦った経験がない。だから、彼にとってもこの試合は真価が問われるはずだけど、僕が打撃で圧倒する。その自信はあるよ」
──ドーソンはダミールと比べると近距離で戦い、打撃からテイクダウンという流れでグラウンドに持ち込みます。
「距離がどうであろうが関係ない。スタンドで戦うと彼に勝ち目はない。ライト級で今も僕はトップ5で戦える力があることを土曜日の試合で証明する」
■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT
■ UFC ESPN48対戦カード
<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
アブス・マゴメドフ(ドイツ)
<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
グラント・ドーソン(米国)
<ウェルター級/5分5R>
マックス・グリフィン(米国)
マイケル・モラレス(エクアドル)
<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
メリッサ・ガト(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
イスマエル・ボンフィム(メキシコ)
<ミドル級/5分3R>
ヌルスタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ウェスティン・ウィルソン(米国)
<女子フェザー級/5分3R>
ヤナ・サントス・クニツカヤ(ロシア)
カロル・ホサ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
エルヴィス・ブレネル(ブラジル)
<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
フアナ・キャロリーナ(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)