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【UFC241】アスンソンの得意な場所でも勝負を避けず、快勝のサンドハーゲン。ファイトもマイク冷静

<バンタム級/5分3R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ハファエル・アスンソン(ブラジル)

長身のスイッチヒッター、サンドハーゲンがロ―、アスンソンをジャブと蹴りで突き放そうとする。アスンソンも左フックを返すが、サンドハーゲンは右ボディフック、さらに左ジャブ、構えを変えるアスンソンも左フック。直後にサンドハーゲンがロングの左ボディフックを打ち込む。シングルを切ったアスンソンは、右ストレートを被弾し飛びヒザの直撃を受けそうになる。ケージに押し込んで左でボディを連打したサンドハーゲンが初回をリードした。

2R、鋭いロー、前蹴りを続けるサンドハーゲンはボディを打たれても、圧力を高めて組みつく。離れたサンドハーゲンの右ローをキャッチしたアスンソンは、バックに回って寝技に持ち込む。反転して上を取ったサンドハーゲンはスクランブルで逆にバックに回る。ギロチンからのスクランブルで、再びアスンソンはバックへ。サンドハーゲンはキムラから後方倒れこみ、そのままヒザ十字へ。足首を取られた状態で鉄槌を落としたアスンソンだが、ここも上体を起こしつつ捻ったサンドハーゲンが正対してトップへ。アスンソンは足を挟んだ状態でオモプラッタを仕掛けて右半身を支配する。そのアスンソンに座るような態勢になったサンドハーゲンは、エルボーを臀部に打ち下ろした。

最終回、右ローから左ジャブ、構えを変えて左ローと右ジャブを伸ばすサンドハーゲン。さらに右クロス、ボディフックで圧力を高める。アスンソンのシングルにも、すぐにスクランブルに持ち込んだサンドハーゲンはダーティーボクシングでも試合をリードする。アスンソンも蹴りに合わせて組んでボディロックテイクダウン。サンドハーゲンは即スタンドに戻って距離を取り直す。ペースが落ちない両者、こうなるとリーチの差で距離を支配するサンドハーゲンに対して、アスンソンはテイクダウンから寝技勝負しかない。

ただしサンドハーゲンは組まれても、テイクダウンされてからのスクランブルも反応が良い。残り1分を切り、アスンソンが大きくスラムでサンドハーゲンを叩きつけるも、サンドハーゲンは苦も無く立ち上がり、鋭いヒザ蹴りを見せるなど優位に立ったまま試合を終えた。

勝負をしてアスンソンに快勝に快勝のサンドハーゲンは「レジェンドのハファエルに勝てて幸せだ。僕はどれだけできるか分かっている。これからもハードな練習を続ける」とランク3位を破ってなお、大言を吐くことはなかった。


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