【UFC ESPN67】まさかの足関節の応酬で、サンドハーゲンがフィゲイレドから負傷TKO勝ち
<バンタム級/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def.2R4分08秒by TKO
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
骨格が違う両者。サンドハーゲンの右オーバーハンドにテイクダウンを狙ったフィゲイレドだが、切られてケージに押し込まれる。組んで殴るサンドハーゲンは、離れて左ジャブ、右ローを蹴っていく。スイッチを見せるサンドハーゲンが、右アッパー。フィゲイレドは殴られながらシングルレッグでテイクダウン、スクランブルでバックに回る。
フィゲイレドは前方に落とされると、外掛けで足関を狙う。パンチ、鉄槌を連打するサンドハーゲン。フィゲイレドは足関にこだわらない方が良いと思われるが、起き上がりながらバックを伺いつつヒザ十字へ。足を抜いたサンドハーゲンが重いパンチを落とす。フィゲイレドは足を入れ替えて足を取りに行くが、サンドハーゲンが潰してパンチを纏める。エルボーを受けたフィゲイレドは、時間に救われた。
2R、サンドハーゲンが構えを変えながら、右カーフを蹴る。フィゲイレドは左ストレートに組みに行くも、自ら離れる。フィゲイレドの飛びこんでの左リードフックをかわしたサンドハーゲンは、ジャブに左をカウンターで合わせる。フィゲイレドはここもアッパーにテイクダウンを合わされ、下に。と、サンドハーゲンは足関節を仕掛け、フィゲイレドが取り合いにきたところで立ち上がり、試合をスタンドに戻す。
サンドハーゲンはジャブを入れ、フィゲイレドを打撃に誘ってダブルレッグでテイクダウンに成功する。バタフライを潰しつつ殴るサンドハーゲン。フィゲイレドはまたの足関節を狙うが、逆にサンドハーゲンがカーフスライサーへ。まさかの足関節の応酬となり、スイープとの連携でトップを取ったサンドハーゲンが鉄槌を落とす。このスイープで、左ヒザを負傷していたフィゲイレドがタップし勝負は決した。
足関節から逃げるのではなく、最後は多分にアクシデント的も対応して反撃したことがサンドハーゲンの勝因となった。「50/50ゲームを知らないと、ヒザはこういうことになってしまう。今の僕のスタイルは上下のグラップリングも打撃も凄く良くなっている。人生の半分以上、世界チャンピオンになるために努力してきた。UFC、チャンスを与えてくれ」と勝者は話した。