＜ミドル級／5分3R＞
ライニア・デリダー（オランダ）
Def.2R1分53秒by TKO
ボー・ニコル（米国）

蘭米グラップラー対決。ニコルの右オーバーハンドにデリダーが組みつく。クリンチの攻防でケージに押し込んだニコルは、右エルボーを打って離れる。直後に組みついたデリダーだが、ここもケージに押し込まれる。一度か体を入れ替えたデリダーだが、すぐに戻されクリンチアッパーを打たれる。内股からアンクルピックでテイクダウンを決めたニコルに対し、デリダーはバタフライガードから腰を切って腕十字狙いも、腕を抜かれる。しかしデリダーは、トップレスラーにスイープを決めて上を取る。

ニコルはめくっていくが、察知したデリダーがすかしてパス狙い。さらにバックへ。ニコルが正対して離れ、初回が終わった。テイクダウンとスイープ、ジャッジは前者を支持するのだろうか。

2R、サウスポーから粗いフックを振るうニコル。デリダーが組みに行くが、ここもニコルが押し込む。2度、3度と態勢を入れ替えデリダーが払い腰へ。潰したニコルが続く小手投げも対処してバックへ。すかさす正対したデリダーが頭部を固定して左ヒザをボディに、そして右ヒザを顔面に突き上げる。完全に動きたが落ちたニコルに対し、デリダーは前蹴りを繰り出すと、近距離でパンチを纏める。離れきれないニコルのフックに、デリダーがテンカオ一閃。ニコルが崩れ落ち、ジ・エンド。

デリダーは「米国で随分と時を過ごしているけど、今もオランダ人なんだ。彼はベスト・アメリカン・レスラーだろ。次はベスト・アメリカン・ストライカー、ストリックランドを用意してくれ」と話した。

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