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【ONE98】朴光哲は厳しい相手=タン・リー戦へ。ステルス上久保はサーデュラエフとがっぷり四つ

ONE98【写真】もう負けは許されない朴の前に、厄介な相手が立ちふさがる (C)MMAPLANET

18日(木・現地時間)、8月17日(金・同)にタイのバンコクはインパクト・アリーナで開催されるONE98「Dreams of Gold」の対戦カードの発表があり、MMAには日本から朴光哲と上久保周哉が出場することが発表された。


元ライト級王者の朴は、今年の1月に13カ月振りの実戦復帰戦でブルーノ・ブッチに3分32秒でRNCにより一本負けして連敗中。員数合わせでなく一定の存在を示すという意味で、後がない状況だ。その朴にONEが用意した相手はタン・リーという、厳しさを見せている。リーはベトナム系米国人ファイターで、元LFA暫定王者にして5月のジャカルタ大会でユーサップ・サーデュラエフを衝撃の右ヒザ蹴りでKOしたONE初陣を飾っている。リーを相手にJ-MMA界のチョイ悪仙人がどのようなMMAを体現できるか。

ストライカー系MMAファイターとして、穴が少ない──よりウェルラウンダーなのはリーであることは確かなだけに、朴のMMAボクシングの真価が問われる一戦となる

Kamikuboまた上久保の相手は、そのリーに敗れたサーデュラエフだ。ONEでのキャリアをプレリミの東南アジア系ファイターとの対戦からスタートさせた上久保は、2月のタイ大会で元タイトル・コンテンダーのキム・デフォンをテイクダウン&コントロールで圧倒。4戦目で、最恐ダゲスタン軍団のまとめ役であるサーデュラエフと戦うこととなった。

ブラジリアン柔術を消化したロシアン・グラップラーは、今やTribe Tokyo MMAのプロ練習において、軽量級のMMAグラップリングで随一の存在と呼ばれるまで強くなっている。柔術的な下になる組み技を経て、技術力を高めたことでより頑強なMMAの組み技を習得しつつある上久保。スタンドでの圧力に優り、ロシアン河津落としという投げを持つサーデュラエフを完封するようなことがあれば、タイトルが伺える位置すら見えてくる。ステルス・グラップラーもまた、飛躍へ向けて進化を見せる好マッチアップとなった。

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