【UFC238】左ミドルから、左ハイでアイを失神の追い込んだシェフチェンコが圧勝&王座防衛
<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
Def.2R0分26秒by KO
ジェシカ・アイ(米国)
左ジャブを伸ばすアイに対し、シェフチェンコが左ミドル。もう一発ミドルを食らったアイが、3発目はカットする。直後にパンチをよけて組みついたシェフチェンコが、ボディロックテイクダウンに成功する。ハーフからパスに成功したシェフチェンコは、マウントへ。アイがすぐにハーフに戻す。
さらにフルガードに戻したアイはケージを使い殴られながら立ち上がるも、シェフチェンコはボディロック&足払いでテイクダウンし、サイドで抑える。残り15秒でクルスフィックからパンチを入れたシェフチェンコが、アメリカーナで仕掛けるも、自らの勢いでアイに反転を許し下になった直後で初回が終わった。
2R、ガードを高くフックを振り、右ジャブを見せるアイだが、シェフチェンコはまたも左ミドルを入れる。と、次の左の蹴りがアイの頭部を完全に蹴り抜く。アイの体が、まるで巨木が倒れるときのように腰から崩れ落ちた。腹を守りに行ったアイの右側頭部を打ち抜き、一発でKOに追い込んだ女王シェフチェンコは対戦相手を気遣い、神妙な顔つきだったが勝ち名乗りを受けると、ようやく笑顔を浮かべた。
アイをハグしたチャンピオンは、「初回にボディを蹴って2Rにもミドルを続けたけど、レバーを守るなら上を蹴ろうと思ったの。全てのトップ10と戦っていく。フライ級はUFCの未来になるから」と話すと、なんとスペイン語とロシア語でファンに感謝の言葉を伝えた!!