【UFN151】名将の弟エイマン・ザハビ、1年半ぶりのオクタゴンでモラレスに初白星を献上
<バンタム級/5分3R>
ヴィンス・モラレス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
エイマン・ザハビ(カナダ)
1年半ぶりのオクタゴンとなる名将フィラスの実弟エイマン・ザハビと、UFC初勝利を目指すモラレスの対戦。前に出て右フックを振るったザハビ、モラレスもワンツーを放つ。間合いを測る両者、モラレスが右フックをヒットし距離を取り直す。コンタクトが少ないまま、残り2分になりザハビが左ミドルを蹴りこむ。ダブルの右ジャブを放ったモラレス、ザハビにヒザ蹴りを見せる。ザハビはスピニングバックフィストを空振りした直後にミドルを決めた。
2R、右ローを重ねるザハビがテイクダウンを狙う。切ったモラレスだが、初回と変わらず手数は少ない。ザハビはミドル、ハイと左側の蹴りを多用し、左ストレートにつなげる。ワンツーで左フックを当てたザハビとの距離を詰める切ることができないモラレスだが、右アッパーを届かせる。ミドルに右フックを合わせていったモラレスが盛り返してきたところでザハビは、一気にニータップ気味にテイクダウンに成功する。
バタフライガードのモラレスの立ち上がり際にバックを狙ったザハビ。胸を合わせながら離れたモラレスを狙ったハイキックは空振りとなった。その後もスタンド戦で交錯がないまま2Rも終わった。
最終回、左ミドルから左を伸ばすザハビが、右スピニングバックエルボーを当てる。モラレスも距離を詰めるパンチを振るう。右アッパーを被弾したザハビはワンツーも受け、スタンドで劣勢に。ワンツーのタイミングを掴んだモラレスに対し、ザハビはシングルレッグから左ハイを繰り出す。圧を掛けるモラレス、足を使うザハビは印象点で後れを取っているか。残り1分でダブルレッグからバックに回り、テイクダウンを決めたザハビだが、モラレスがすぐに立ち上がってコントロールできない。残り10秒もダブルレッグも切られたザハビは、試合終了を左回りのサークリングで終え0-3で判定負けを喫した。