【UFC235】計量終了 タイロン・ウッドリー「破壊する」✖カマル・ウスマン「ヤツがゴールじゃない」
1日(金・現地時間)、2日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC235「Jones vs Smith」の計量が行われた。
メインは世界ライトヘビー級選手権試合──挑戦者のスミスはメガネをかけてフェイスオフへ。一方、声援とブーイングで迎えられたチャンピオンは体重計の上で雄叫びを挙げ、静かにチャレンジャーと向かい合う。「ここまでやってきたことの全てが掛かっている。何があろうが戦い抜くことを約束する」とスミスが厳しい表情で言えば、「このシチュエーションをまた体験できた最高だ」とにこやかにジョーンズは語った。
セミでウェルター級王者タイロン・ウッドリーに挑戦するカマル・ウスマンはナイジェリアの国旗をあしらったペイントを顔に施し登壇。「このために必死に練習してきた。ただ、以前から言っているようにヤツは俺のゴールじゃない。明日の夜は新しいチャンピオンが生まれる」とコメントした。
対してウッドリーは「母親からおしゃべりになるなって言われてきたんだ。アイツは色々と言ってきたけど、マットに這いつくばらせグシャグシャにしている。そして、もう2度をオクタゴンに上がりたくないと思わせる。何を言うのも勝手だ。ただし、オクタゴンはそんな風に物事は運ばない。俺はタイトルを防衛し、カマル・ウスマンを破壊する」と話した。
UFC初戦を迎えたベン・アスクレンには意外なほど声援が送られ、現地のコアファンの注目の高さがうかがえた。それでもアスクレンはまるで意に介さず、自信に満ちた笑みを浮かべダナ・ホワイトと何やら会話をかわし、ロビー・ローラーと対峙した。
ラスベガスのビッグショーでPPVマッチ出場=ティーシャ・トーレスと戦う、中国人女子ファイターのジャン・ウェイリは、116ポンドとコールを受ける際に堂々と少林寺のポーズを見せ余裕が感じられた。
水垣偉弥戦以来、2年半ぶりの3R戦出場となる前世界バンタム級王者コディー・ガーブラントは、ペドロ・ムニョスの額に手をかざすような──おちょくった態度を取り、注目のザビット・マトメドシャリポフはスケールの上でカンフー流の挨拶をし、ジェレミー・スティーブンスが詰め寄ってきたフェイスオフでは胸を突き合わせ、全く視線を逸らす素振りはなかった。
ジョニー・ウォーカーは計量台の上のポージングで、その異様なほど盛り上がった僧帽筋を披露し、ミシャ・サークノフとのフェイオフでは爽やかというのでなく、バカにしたような笑みを浮かべ続けていた。
■ UFC235計量結果
<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・ジョーンズ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者]アンソニー・スミス: 204.5ポンド(92.76キロ)
<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]タイロン・ウッドリー: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]カマル・ウスマン: 169ポンド(76.66キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ロビー・ローラー: 170ポンド(77.11キロ)
ベン・アスクレン: 170.5ポンド(77.34キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス: 115ポンド(52.16キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)
<バンタム級/5分3R>
コディー・ガーブラント: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 136ポンド(61.69キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 146ポンド(66.22キロ)
ザビッド・マゴメドシャリポフ: 146ポンド(66.22キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジョニー・ウォーカー: 206ポンド(93.44キロ)
<バンタム級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 136ポンド(61.69キロ)
コディ・スタマン: 135.5ポンド(61.46キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス: 170ポンド(77.11キロ)
ミッキー・ガル: 170.5ポンド(77.34キロ)
<ミドル級/5分3R>
チャールズ・バード: 185ポンド(83.91キロ)
エドマン・シャバジアン: 184.5ポンド(83.68キロ)
<女子バンタム級/5分3R>
ジナ・マザニー: 135.5ポンド(61.46キロ)
メイシー・シェイソン: 136ポンド(61.69キロ)
<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィアナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ハナ・シファーズ: 114ポンド(51.7キロ)