【UFN145】ペデルソリの左ハイに右フックを合わせたグラントが初回終了1秒前にTKO勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント(米国)
Def.1R4分59秒by TKO
カルロ・ペデルソリ(イタリア)
コンテンダーシリーズからUFCデビューし初戦を落としているグラントに、サウスポーのペデルソリが左ハイを狙う。振りの大きなリードフックから前に出るグラント。ペデルソリが左フックや右ジャブをその前進に合わせる。ダブルレッグを仕掛け、すぐに離れたペデルソリが左ミドルを蹴っていく。そこに右フックを放ったグラントは、距離をとりなすとローに左右のフックを合わされ、パンチが荒くなる。
前足=右ハイも見せたペデルソリは、左ミドルに左フックを合わされそうになる。それでも左ミドルやハイを繰り出すペデルソリに対し、グラントは大振りの左右のフックを空振りする。ペデルソリは左ミドルを良いタイミングで入れるようになり、ダブルレッグからのスクランブルでバックへ。
胸を合わせたグラントは離れ、ダブルレッグを切る。首相撲から離れたペデルソリは左ミドル、グラントは左フックを返す。と、ペデルソリの左ハイにグラントが右フックを合わせる。マウスピースが吹き飛び、ハイが空振りすると同時に腹ばいに倒れたペデルソリにグラントがパウンドの追撃を入れ、ラウンド終了1秒前のTKO勝ちとなった。
このストップにペデルソリは抗議をしたが、蹴りがタイミング良く入り過ぎ集中力が欠けていたのかもしれない。「戦いが続くことを期待したけど、もう終わっていたから。リプレイを見ればわかるよ」とドワイトは勝利を振り返った。