【UFN145】チアゴ・マヘタがブラボヴィッチをKOし、ベルトへ猛アピール
<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)
Def.3R0分39秒by KO
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)
左ミドルを放ったマヘタ、続いてジャブを差し合う。ブラボヴィッチも左ミドルから左ジャブを繰り出し、序盤の主導権争いが繰り広げられる。マヘタは左ジャブを当てると、左ローへ。ブラボヴィッチも右ローから左ミドルを蹴り返し、左ジャブを届かせる。一瞬、後回し蹴りの素振りを見せたマヘタは踏みとどまり、重い右ローを放つ。フェイクを織り交ぜるヒリヒリする展開は、足技の攻防が続く。
左ジャブを貰ったマヘタが右ストレートを打ち返すと、ブラボヴィッチがより慎重になる。マヘタは左の関節蹴りからフックを振るも、ミドルをブラボヴィッチがキャッチしテイクダウンを狙う。これを耐えたマヘタは、左フックで前に出るもブラボヴィッチが距離を取る。そのままコンタクトはなく初回が終わった。
2Rもマヘタは右ローを初弾とし、左の関節蹴りを繰り出す。ブラボヴィッチの左アッパーは届かず、マヘタは構えを変えて距離感を惑わせにかかる。ブラボヴィッチもビッチも左ハイ、左ローを出す程度で目視戦が続く。残り半分、右を当てたブラボヴィッチが左ミドルを蹴り込む。マヘタはサウスポーに構え、左ロー。互いにローを蹴り合い、マヘタが左フックを2度思い切り空振りする。圧の掛け合いのなかでブラボヴィッチが左ロー、マヘタの左ハイばブロックされる。遠い位置から蹴り、パンチを繰り出した両者。マヘタが最後に手をついて、旋回するような蹴り&スピニングバックフィストを繰り出したが最後までパンチのクリーンヒットはなかった。
3R、マヘタの右ローに体が持って行かれそうになったブラボヴィッチが、左アッパーから右フックを振るって前に出る。下がったマヘタの左フックがブラボヴィッチがアゴを打ち抜き、ダウンを奪う。前方に崩れたブラボヴィッチが上を向くも、サントスは左の鉄槌をノンストップで連打しTKO勝ちを決めた。
ベルトを巻くというポーズを見せたマヘタは「次? 誰がチャレンジャーになるか、皆分かっているだろう。もしアンソニー・スミスがチャンピオンになれば、もう一度勝つ。ジョン・ジョーンズが勝っても同じことさ」と話した。