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【Gladiator034】日韓対抗戦でヒョヌと対戦。フェザー級で好調の國頭武「今年はベルトまで辿り着く」

【写真】フェザー級に階級を上げてから思い切りの良さとフィニッシュ力がミックスされている國頭だ(C)TAKUMI NAKAMURA

23日(月・祝)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator034では、3階級の日韓対抗戦が組まれた。フェザー級では國頭武が出場し、ナム・ヒョヌと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2025年からグラジエイターを主戦場に戦い、フェザー級に階級を上げてからは3戦3勝(1KO・2S)と好調を維持している國頭。減量苦から解放されたことは試合での思い切りの良さにつながり、日々の練習の中でも組み技・寝技のスキルを磨いてフィニッシュ力を上げている。今回対戦するヒョヌは事前情報が少ないファイターだが、中川皓貴の持つフェザー級王座に辿り着くためにここで足踏みは許されない。


――試合まで1週間となりました(取材日は2月16日)。今の仕上がりはいかがですか。

「仕上がりはいつも通りですね。階級を上げてからすごく調子がいいんで、試合1週間前でも全然動ける感じです」

――國頭選手は試合前どのくらいまで対人練習を続けるのですか。

「今日まではある程度しっかりスパーリングして、あとは体重を落とす目的で軽くグラップリングをやっていくような感じになると思います」

――國頭選手は2025年6月からフェザー級に階級を上げて、現在3連勝中です。バンタム級時代とは試合前のコンディションが違いますか。

「全然違いますね。バンタム級の頃は筋肉を削って体重を落としている感じだったんで」

――例えばバンタム級時代の試合1週間前はここまで元気ではなかったですか。

「はい。試合1週間前でリミットまで8kgぐらいあったんで、毎回毎回本当に体重を落とせるかな…と不安になりながら減量していたんです。計量のあとに本番の試合が残っているのに体重のことばっかり気にして過ごしていて、毎回それだとメンタル的にも良くなかったですね(苦笑)」

――階級を上げたことも含めて3連勝の要因はどこだと感じていますか。

「僕としては減量が楽になって精神的なところが変わりましたね。さっきも話した通り、以前は減量のことばかり気にしていて、計量をクリアしてリカバリーして元気があるつもりでも、試合の時は疲れちゃっているみたいな感じでした。逆に今は試合のことだけに集中して、気持ちを作って試合に臨めている感じです」

――3連勝はいずれもフィニッシュしての勝利で、思い切りよく戦うことも出来ていますか。

「バンタム級の頃は1回極め損ねたら一気に疲れちゃっていたんですけど、今は元気いっぱいで動くことができるので、失敗を気にすることなくガンガン攻めることが出来ていますね」

――なるほど。バンタム級時代は1回チャンスを逃すと、そのあとに立て直すのが難しかったのでしょうか。

「実際それで何回かがガス欠もしたことありましたが、逆に今はそれがないですね」

――11月の倉本拓也戦はRNCでの一本勝ちでしたが、國頭選手が自分の型に持ち込んで極めた試合だったように思います。

「最初のタックルは切られちゃったんですけど、スイープしてバックを取って極めた感じで、本当に練習でやってる形がそのまま出来ましたね。あれで3連勝になりましたし、3試合ともKOか一本で決めてるんで、その辺りも(試合を)決めきる自信にはなってきています」

――技術的な部分で伸びた部分はどこですか。

「BURSTの練習仲間は組技・寝技系の選手が多くて、みんな腰が強かったり、ディフェンスが固かったりするので、練習で仕掛けても極めきれないことが多いんです。そうなった時にどうすればいいかを色々と試しながら練習していて、そこで技のバリエーションが増えたり、伸びてきたところがあるかなと思います」

――試合が決まれば対戦相手の攻略方法を考えると思うのですが、日々の練習ではBURSTの面々をどう攻略するかを考えているわけですね。

「自分は考えるのが苦手なんですけど、練習して良かったところと悪かったところ、出来たところとで出来なかったところを日記みたいな感じで書いて振り返って、次の練習で同じ相手に新しい仕掛けを試したりして、少しずつ成功する技が出てきて、それを試合でも出せているのかもしれないです。そうやって投げでも寝技でも使える技が増えてきた感じがします」

――新しい技を覚えるうえで練習の中でひらめくのか。それとも他人の試合を見てインスピレーションを受けるのか。國頭選手の場合はどちらが多いですか。

「思いつきで(技を)やることもありますし、それがたまたまハマったら、あの技どうだったかな?というのを思い出して、打ち込みでやってみたり…ですね。寝技は結構思いつきや考えながらやることが多いんですけど、投げやテイクダウンは人の試合を見ながら真似してみることが多くて、僕の場合はそれがしっくり来ます」

――テイクダウンというところで参考にした選手は具体的にいますか。

「僕、海外の選手の名前を覚えるのが苦手なんですけど…バックチョークで相手の顎を折った選手いますよね?」

――おそらく…カムザット・チマエフですね(笑)。

「多分そうです(笑)。あの人のテイクダウンを参考にして、練習で上手くいかなくて困った時に(チマエフの)映像を見て、似たようなシチュエーションを探して、使えそうな技を見つけて試していますね」

――連勝していることもそうですし、選手としても成長を感じていることが出来ているようですね。

「そうですね。僕は年齢も年齢なんで、あまりゆっくりしている暇はないですし、とりあえずがガンガン試合していきたいです」

――今回は韓国のナム・ヒョヌと対戦することになりましたが、直近の試合が2016年だったり、ほぼ情報がない選手です。

「試合をしていなくても練習はしていると思いますし、元々自分は対戦相手の映像を見るタイプではないので、仮に映像があったとしてもあまり参考にならないかなと思います。それだけ試合間隔が空いていたら、いざ試合になったら映像と動きが全然違うかもしれないし、自分のやりたいことをやるだけですかね」

――今年はどんなことを目標にして戦っていきたいと思いますか。

「別のインタビューで言わせてもらっているんですけど、今年はグラジエイターのベルトを取ることが1番の目標です」

――次の試合に勝てば4連勝ですし、タイトル挑戦のチャンスも巡ってくると思います。

「挑戦できるなら早ければ早い方がいいですけど、すぐにタイトルマッチまでは辿り着けないと思うので、組まれた試合を全部いい勝ち方して辿り着きたいです」

――今のチャンピオン、中川皓貴選手にはどんな印象を持っていますか。

「前回も韓国のすごい強い選手(パン・ジェヒョク)に気持ちで競り勝っていたので、やっぱり強いなと思いました。それまでは一本で豪快に勝つイメージだったんですけど、前回は競り合う勝ち方もしていたので、そういう強さもあるんだなと思いました」

――國頭選手は昨年からグラジエイターを主戦場に戦っていて、グラジエイターのベルトには思い入れが強いですか。

「僕は一度修斗の世界ランカーに入ることが目標で、それを達成した時に次はどうしようかなと考えて。強い外国人も参戦していて、自分が挑戦したいと思ったのがグラジだったんで、そこのベルトはやっぱり取って終わりたいです」

――グラジエイターに出ると決めた時からベルトは目標にしていたんですね。

「そうですね。強いヤツと戦うこと、ベルトを取ること。そのために(グラジエイターに)出させてくださいと言った感じです」

――タイトル戦に向けて重要な一戦ですが、どんな試合を見せたいですか。

「最初から飛ばして、3Rやることはあまり気にせず、極められるところがあったらすぐ極めに行きたいです」

■対戦カード

<ライト級/5分3R>
チハヤフル・ヅッキーニョス(日本)
クォン・ヨンビン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
上田祐起(日本)
キム・ウンソン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
國頭武(日本)
ナム・ヒョヌ(韓国)

<ライト級/5分2R>
徳野”一心”一馬(日本)
拳椰(日本)

<フライ級/5分2R>
塩川玲斗(日本)
千葉琉偉(日本)

<フライ級/5分2R>
藤原浩太(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<フェザー級/5分2R>
原田康平(日本)
谷川渉(日本)

<バンタム級/5分2R>
セイヤ(日本)
梅永海世(日本)

<ストロー級/5分2R>
諸井友祐(日本)
木村旬志(日本)

<ヘビー級/5分2R>
松本洋平(日本)
田馬場貴裕(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
小沼魁成(日本)

<ウェルター級/5分2R>
遠塚浩希(日本)
山本和貴(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口隆元(日本)
石田聖人(日本)

<フェザー級/5分2R>
乾裕次郎(日本)
天野武徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中惇平(日本)
畑村悟史(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
中野銀仁(日本)
PANTHERBOYショウ(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
前田塁(日本)
伊藤幸真(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
廣岡武来安(日本)
小宮大翔(日本)

<NGF フェザー級/5分1R>
川内悠生(日本)
吉澤颯馬(日本)

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