【UFC ESPN01】東部のライバルジム対決で、ステーリングがリベラに完封判定勝ち
<バンタム級/5分3R>
アルジャメイン・ステーリング(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジミー・リベラ(米国)
まず左ハイを見せたステーリングがシングルレッグからクリンチで、リベラをケージに押し込む。両ワキを差し返し、体をいれかえたリベラがヒザをボディに突き上げて離れる。ステーリングは右ローを蹴り、サイドキックを見せておいてシングルレッグへ。リフトアップし、ダブルレッグを移行するもリベラは倒れない。残り90秒でブレイクが掛かり、試合がケージ中央で再開される。リベラは右ロー、ステーリングの左ハイをかわして組みつきケージに押し込む。ステーリングはケージを背にして細かいパンチ、ヒザ蹴りを出し続けタイムアップに。
2R、左ミドルハイを入れたステーリング。続く左ミドルに右フックを狙ったリベラは、飛びヒザをキャッチしてテイクダウンに成功する。足を使って暴れるステーリングに対し、リベラはスタンドに自ら戻るが直後に起き上がったステーリングに組まれ、ケージに押し込まれる。ポジションを入れ替えたリベラが離れる。ステーリングの左ミドルハイをブロックしたリベラだが、スピニングバックフィストを受けて後退する。
蹴り、パンチを的確に当ててリベラを追い込むステーリング。ここで繰り返しマウスピースを吐き出すリベラに「次に繰り返すと、減点するぞ」と注意が入る。そのリベラは劣勢のなかでステーリングのテイクダウン狙いを切り、がぶってパンチをいれる。立ち上がって正面を向いたステーリングが左を当てる。左ミドルに右フック、続けて左フックをリベラがヒットさせる。ステーリングはサイドキックからスピニングバックフィストを再び狙うが、これはリベラがしっかりと見切っていた。
最終回、前に出るリベラはステーリングの蹴りをキャッチして、右を打っていく。2度、この動きをされたステーリングは、ジャブと蹴りで距離を取ろうとする。構わず前に出るリベラだが、なかなかパンチは届かない。ステーリングのシングルレッグを切ったリベラは蹴りにパンチを返す。リベラの前進にヒザを合わせたステーリングは、距離をキープするファイトに徹する。ハイキックを押し倒したリベラがサイドで抑えると、シングルに出たステーリングにパンチを入れる。
リベラは自らスタンドを選択せざるを得なくなり、時間は残り1分を切る。明らかに逃げ切りを狙うステーリングの突き放すファイトに、パンチで距離を詰めようとするリベラ。蹴りで詰めることを許さないステーリングは最後の10秒で蹴りのフェイクからテイクダウン狙いへ。ギロチンに捕えられると、背中を自らマットについてエスケープしたステーリングは試合終了と同時に満面の笑みを浮かべた。
セラ&ランゴ✖タイガーシャウマン、東部のトップジム対決は前者に所属するステーリングがフルマークの判定勝ちを収めた。