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【HEAT44】春日井たけしの相手が、清水俊一に。ここで終わることはできない──アシンメトリー対決!!

Kasugai vs Shimizu【写真】組みはスクランブル✖極めっこ、打撃は日拳✖ラウェイ?? 春日井と清水の一戦が決まった (C) MMAPLANET

3日(日)、HEATがフェイスブックで3月2日(土)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開くHEAT44に出場が決まっていた春日井たけしの対戦相手が、清水俊一になることを明らかにしていた。


HEAT総合ルール・ヘビー級王者カルリ・ギブレインに石井慧が挑戦するビックリ・タイトルマッチ、ライト級選手権試合=王者オク・レユン✖挑戦者トム・サントスというHEATらしい外国勢同士のタイトル戦、さらにHEAT育ちの鈴木万李弥✖本野美樹戦の女子戦に続き、春日井の対戦相手も決まった。

清水はZSTを主戦場に戦極、Bushido Lituania、パンクラスを経てUFCにステップアップ。しかし、カン・ギョンホに完敗を喫し1試合でリリースされ国内ではパンクラス、韓国のロードFC、フィンランドのザ・ケージ、さらに中国やカザフスタンと流浪MMAファイター人生を歩み、悪夢の7連敗も経験した。

昨年もパンクラス、そして青森の独立イベント=GFGで試合を重ねているが、勝ち星には恵まれていない。この間、ラウェイでも3試合の経験を積み、その判定無しという特有のルールで本場のファイターにもまれながら3分けという結果を残している。

また1月に台湾の台北で開催されたWay of the Dragon Championship03でレックス・デララというフィリピン人選手と対戦予定が、デララが体重を落とせず大会当日に試合がキャンセルされていた。

以前からタイを始め各国で練習をする機会が多かった清水は、最近ではラウェイ繋がりからかミャンマーに滞在し、現地でONEと契約するポー・ドー率いるチームPTなどでの練習する姿が本人のSNSで確認されている。

ポジションよりも矢継ぎ早にサブミッションを仕掛ける清水のスタイルは、テイクダウン&スクランブルのなかでポジションを奪取する春日井とは対極にある。枝葉でいえば、春日井は枝、清水は葉で勝負するタイプ。そのなかでグローブなし、頭突きありのラウェイを経験したことで、清水がどのような打撃の流れからグラップリングに持ち込むことができるようになっているのか。

あるいはラウェイの真っ向勝負にリードされる形で、真正面からのファイトを心がけるようになっているのか注目したい。また春日井も日本拳法の稽古を始め、出入りと一発という部分に磨きを掛けようと試行錯誤を重ねている。まだ、終わることができない──者同士のバンタム級マッチは、打撃も組みも対照的なアシンメトリー対決となる。

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