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【ONE86】試合結果 和田竜光はキンガドに競り負け、モライシュはフライ級王者に返り咲く

2019.01.28

ONE87【写真】和田が勝ちきれなかった。キンガドの実力を認めるしかない(C)MMAPLANET

25日(金・現地時間)、フィリピンはマニラのMOAアリーナでONE86「Hero’s Ascent」が開催されメインでアドリアーノ・モライシュが3度目の対戦となるジェヘ・ユースタキオに判定勝ちを収め、ONE世界フライ級王座を獲得した。

Moraes打撃ではジャブ、組技でもバック奪取に関節技はまた裂きのようなカーフスライサーとジェヘを攻め込んだモライシュ。ジェヘもディフェンス面で頑張りを見せたが、判定は3-0でモライシュとなり両者の長いストーリーが終幕を迎えた。

セミでは2年9カ月振りの実戦復帰となったローウェン・タイナネスが地力の違いを見せつけ、ホノリオ・バナリオをパウンドアウト。ライト級ワールドGP準決勝に駒を進め、3月31日の東京大会で戦うエディ・アルバレスとティモフィ・ナシューヒンの勝者と戦うことが決まった。

フライ級ワールドGP出場を狙いダニー・キンガドと対戦した和田竜光だったが、グラウンドのヒザを効かせポジションでも優位にたちながらも、そのポジションを失いバックマウントを制されるなど互角の攻防に。テイクダウン狙いを切って入れたエルボーが後頭部を殴っているとしイエローカードを受ける。これも影響したか、キンガドが判定で和田を破りその実力が確かであることを示した。

Akimotoスーパーシリーズには日本勢が3人出場し、ジョシュ・トナーと対戦した秋元皓貴は序盤が極真の間合いとなり、パンチを被弾してダウンを喫するも、その後は腹への蹴りを効かせ多彩な攻撃で圧倒し判定勝ち。ONE&EVOLVEのキャリアを白星でスタートさせた。

小笠原裕典は長身エリアス・マムーディのヒジ打ち、ヒザ蹴りに苦戦し判定負け。鈴木博昭はモハマド・ビン・マフムード相手に最終回のラッシュで逆転KO勝ちを決めている。


ONE86「Hero’s Ascent」
<ONE世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
○アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)5R
判定
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×ジェヘ・ユースタキオ(フィリピン)
<ライト級(※77.1キロ)ワールドGP準々決勝/5分3R>
○ローウェン・タイナネス(米国)1R4分46秒
TKO
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×ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
○ダニー・キンガド(フィリピン)3R
判定
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×和田竜光(日本)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ)3R
判定
×ファディ・カレッド(チュニジア)
<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
○ライニア・デリダー(オランダ)1R1分51秒
ダースチョーク
×ファン・ロン(中国)
<キック・バンタム級/3分3R>
○秋元皓貴(日本)3R
判定
×ジョシュ・トナー(豪州)
<キックボクシング・フェザー級/3分3R>
○バングプリーニ・ペッチインディーアカデミー(タイ)3R
判定
×ブラウン・ピーナス(オランダ)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
○タン・カイ(中国)2R1分14秒
KO
×イ・スンジョン(韓国)
<ムエタイ・フライ級/3分3R>
○エリアス・マムーディ(アルジェリア)3R
判定
×小笠原裕典(日本)
<キック・バンタム級/3分3R>
○鈴木博昭(日本)3R2分53秒
KO
×モハマド・ビン・マフムード(マレーシア)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
○エギー・ロステン(インドネシア)1R3分33秒
KO
×ヒマンシュ・コシィック(インド)
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