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【ONE86】地元ラカイのダニー・キンガドがスクランブル&リバーサルで上回り、和田竜光に判定勝ち

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
Def. 3-0
和田竜光(日本)

開始早々、和田が右ローでキンガドをこかす。さらに和田が右ロー。キンガドもローを返すが、和田の右ローを嫌がる素振りを見せるキンガド。和田はさらに左のインロー。そして右ストレートを繰り出しながら相手の懐に入り、組み付いてテイクダウンを奪った。しかしキンガドはリバーサルに成功し、和田のバックを狙う。バックマウントを奪ったキンガドは、右腕を和田の首に回す。和田はキンガドの左腕を抱えてディフェンスし、立ち上がろうとするが、キンガドはバックをキープする。

1ラウンド残り1分のところで、離れて立ち上がった和田。右ロー、右ストレートを狙う。和田の右ローに対し、キンガドは右サイドキック、左ハイキックを狙っていき、1ラウンドを終えた。

2R、キンガドが右ロー、サイドキックを放ちながら、大きな左フックを振るう。和田はプレッシャーをかけ、距離をつめるが、サークリングして離れる。キンガドは距離を保ちながら、踏み込んで右ボディストレート。さらに左右のサイドキック、そしてダウブルレッグを狙ったが、和田はカット。和田はワンツーで攻め立てるも、キンガドはステップを踏んで距離を保つ。

キンガドの右スピンキックをかわし、和田が距離を詰めたところで、キンガドは右アッパー、左フックををヒット。しかし和田はキンガドをこかし、、4点ポジションからキンガドの脳天にヒザを連打。嫌がるキンガドが立ち上がろうとしたところで、和田がすかさずバックを奪った。和田はバックからキンガドに、コツコツとパンチを当てる。キンガドはパンチをもらいながら体勢を入れ替え、トップを奪った。和田が下から三角の体勢に入ろうとしたところで、2Rが終了した。

最終R、互いに蹴りで距離を測る。和田の右ローの打ち終わりに、右フックを放っていくキンガド。そして左右のサイドキックで距離を保つ。和田は踏み込んで右ストレートをヒット。キンガドも右フックを当てる。和田は距離をつめつつ、シングルでテイクダウンを狙ったが、キンガドは切り返して、反対にダブルレッグを仕掛ける。ケージを背にしながら、キンガドの顔面に右ヒジを打ち付けていく和田。しかし、このヒジがキンガドの後頭部に当たったとして、試合が中断となる。

和田にイエローカードが出され、試合が再開される。パンチを打っていく和田に対し、キンガドはサイドキックで距離を保つ。和田はシングルからバックに回るが、キンガドのディフェンスも堅い。反対にキンガドがシングルに切り替えて和田に尻もちをつかせるが、すぐに和田も切り替えてバックマウントへ。キンガドは和田を振り落とし、投げを打とうとするが、耐えた和田はがぶってからのヒザ。最後はキンガドがトップを奪ったところで、試合が終了した。

ジャッジは3者とも、地元チーム・ラカイのキンガドを支持。打撃ではなく、スクランブルやポジショニングで勝ったキンガド。ラカイの勢いを見せつけた勝利となった。

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