【Road FC52】キム・スーチョル、引退……。キム・ミンウ✖ムン・ジェフンでバンタム級王座決定戦!!
【写真】ブランクが気になるキム・ミンウ(右)だが、ワールドクラスの舞台で戦っていてもおかしくない実力者。ムン・ジェフン戦の結果によって、その戦いの舞台が広がる可能性も十分にある (C) MMAPLANET
21日(月・現地時間)、ROAD FCより2月23日(土・同)に韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるロードFC52で、ロードFCバンタム級王座決定戦=キム・ミンウ✖ムン・ジェフン戦が組まれることが発表された。
ライト級100万ドル・トーナメント決勝=マンスール・ベルナウイ✖シャミール・ザフロフが組まれた同大会で、いつの間にかキム・スーチョルが返上していたバンタム級王座決定戦が行われることが決まった。
キム・スーチョルは一昨年12月に引退を口にしていたが、所属するチーム・フォースの指導者でロードFCの代表だったジョン・ムンホン氏が、同イベントの代表の座を退くという発言に「動揺して」(キム・スーチョル)引退を口にし、その後に撤回したとされていた。
しかし、結局のところ2018年にキム・スーチョルはケージに足を踏み入れることなく今回のプレスリリースでも引退と王座返上という言葉がしっかりと使われている。これより、キム・スーチョルが現役最後の試合=ロードFCバンタム級王座決定戦で勝利したキム・ミンウとムン・ジェフンの間でタイトルが争われることとなった。
韓国次世代のエース候補と呼ばれたキム・ミンウもその敗戦以来、実に1年10カ月振りの実戦復帰となり、対戦相手のムン・ジェフンとはこれが3度目の顔合わせとなる。
両者は2014年12月にキャリア6戦目のキム・ミンウがムン・ジェフンに挑む形で戦い、この時は後者が判定勝ちし、キム・スーチョル以外で唯一喫した黒星となっている。2度目のマッチアップは2016年3月で、キム・ミンウが殴り合いを制しリベンジに成功。その後、キム・ミンウは根津優太を15秒でKOし、キム・スーチョル戦に辿り着いた。
一方、ムン・ジェフンのキム・ミンウ戦以降は中原太陽に敗れ、朝倉海に勝利してからRIZINとDEEP、日本で戦ってきた。ただし、両イベントでは計4試合戦って1勝3敗という結果で元谷友貴に敗れ、朝倉にリベンジを許している。
キム・ミンウも実戦から遠く離れており、ムン・ジェフンは負けが込んでいる。このような状況での王座決定戦は、昨年末の女子アトム級王者ハム・ソヒに日本で黒星を喫していたパク・ジョンウンが挑戦するなど、一時の勢いがみられないロードFCの現状を表しているのかもしれない。とはいえ、キム・ミンウとムン・ジェフンがしっかりと仕上げて戦えば、この一戦は激闘になること間違いない。
カン・ギョンホ、イ・ギルウ、イン・ユンジュン、そしてキム・スーチョルが巻いたベルトをどちらが受け継ぐのか。韓国MMA界の勢いが再び増すような戦いを期待したい。