【UFN143】ジョジョ・カルダーウッド、リプスキにUFCで培った総合力を見せつけ判定勝ち
<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
ワンツーから左ミドル、そのままパンチを続けるリプスキ。カルダーウッドがクリンチも、リプスキが逆にケージに押し込んでヒザを突き上げる。もう一度、押し返したカルダーウッドが離れると、リプスキはすかさずワンツーを放つ。ここでカルダーウッドがダブルレッグを合わせてテイクダウンに成功。ハーフからパンチを落とすカルダーウッドが、足を抜き背中を向けたリプスキのバックに回る。
カルダーウッドは足を一本入れた状態でRNCを狙い、リプスキは背中をマットにつけてディフェンスへ。ここでパンチをまとめるカルダーウッドがニアマウントから肩固めへ。スライドさせると、リプスキは背中を向けて何とかエスケープを図る。と同時にバックマウントを奪ったカルダーウッドがゲイブルグリップのRNCへ。殴りつつRNCを仕掛けるカルダーウッドは、リプスキが手首を引き寄せてきたところで腕十字に移行する。上体を起こしたリプスキは必死にクラッチを維持しタイムに救われた。
2R、左の蹴りから右を伸ばしたカルダーウッド。リプスキは左ミドルを蹴り返し、右ジャブをよける。前足=左足のミドルやハイを繰り出すリプスキだが、カルダーウッドの右ストレートを被弾する。それでもダブルレッグを切り、エルボーを入れたリプスキが右フックから左ミドルを入れる。カルダーウッドも左前蹴りで距離を創り、右ストレートを伸ばす。
リプスキはボディから顔面を狙うが、カルダーウッドが左フックをヒット。パンチの応酬のなかで組んでエルボーを繰り出したカルダーウッドが、ケージにリプスキを押し込む。
左エルボーを入れて離れたカルダーウッドが、リプスキを削ったラウンドとなった。
最終回、2Rはパンチに試合開始直後の切れがなくなったリプスキだが、ここで勢いを取り戻しワンツー、ボディストレートを伸ばす。カルダーウッドは左の蹴りを多用し、右ストレートをヒットさせる。さらにスピニングバックエルボーを狙ったカルダーウッドは、首相撲からヒザをボディに入れる。
リプスキはこれを崩してテイクダウンを奪い、サイドで抑えててマウントを狙う。足を戻したカルダーウッドがフルガードに。さらに三角絞めを狙うカルダーウッドが、寝技でも試合を譲らない。カルダーウッドは腰を切って腕十字へ。仰向けにされたリプスキは両足でカルダーウッドの頭を挟んで防御し、頭を起こして腕を引き抜きにかかる。
残り40秒で腕が自由になったリプスキだが、カルダーウッドはすぐにクローズドガードへ。残り10秒にハイガードから再び腕十字を仕掛けたカルダーウッドが3-0の判定勝ち、UFCで培った総合力をリプスキに見せつけ、ジェシカ・アイ戦をアピールした。