【UFN246】音無しの打撃戦から、寝技で圧倒。ジュスダヴィチェスがリプスキをダースで下す
<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
Def.3R2分28秒by ダースチョーク
アリアネ・リプスキ・ダ・シウバ(ブラジル)
慎重な立ち上がりのなか、リプスキが届かない位置でワンツーを振るう。1度、前手を合わせただけで1分以上がすぎ、両者が同時にワンツーを繰り出す。リプスキがワンツーを入れ、ジュスダヴィチェスが右を返す。細かい連打を見せたリプスキが左ミドル、ジュスダヴィチェスも右ミドルを蹴り返す。右ボディで触れられたジュスダヴィチェスが、右を伸ばす。残り90秒を切り、ようやく攻防が増えた両者。
リプスキが首相撲&ヒザを繰り出し、ショートのコンビへ。ジュスダヴィチェスもテイクダウンのフェイクからワンツーを見せるが、逆に右を受けてハイを蹴られる。これをキャッチしてテイクダウンしたジュスダヴィチェスは、リプスキのヒザ十字狙いを正座して防ぎ、担ぎパス狙いから鉄槌を連打した。
2R、リプスキがワンツー、ジュスダヴィチェスが右ローを蹴る。距離を詰めるリプスキがショートの連打、蹴りでジュスダヴィチェスが応えると一瞬にしてシングルレッグでテイクダウンを奪う。シングルレッグを潰してバックを狙うジュスダヴィチェス。背中をつけることを選択したリプスキはクルスフィックスに固められパンチを打たれる。腕を抜かれてもサイドで抑え、ヒジで腕を殺していくジュスダヴィチェスがエルボーを落とす。
再びクルスフィックスに捕らえらたジュスダヴィチェスはエルボー、さらに足を抜きにかかり、マウントへ。すぐに足を戻したリプスキだがエルボーを連打され、背中をみせる。
こめかみのあたりにパンチを落とし続けたジュスダヴィチェスは、背中に回ってRNCからパンチを連打し10-8級の一方的なラウンドとした。
最終回、すぐにジュスダヴィチェスがシングルレッグを仕掛けるがリプスキが切る。テイクダウンを警戒してか、リプスキは手打ち気味のワンツーを繰り出す。それでもジュスダヴィチェスが懐に入り、シングルからハイクロッチ――リフトしてテイクダウンへ。ジュスダヴィチェスはハーフで殴り、ワキ腹にエルボーを落とすとダースチョークをセットへ。左足を制されて動けないリプスキがタップし、ジュスダヴィチはケージに駆け上がって喜びを露わにした。
「ダースは私の得意のチョーク。皆を極めることができる。次? タイトルを狙うために誰とでも戦う」と勝者は笑顔で話した。