【UFN250】TD→パウンドで削ったジュスタヴィチェスがブエノ・シウバとの旧友対決を制す
<女子フライ/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
ジャブから右カーフの両者。ブエノ・シウバの左ミドルをジュスダヴィチェスがキャッチしようとするが、掴みきれない。続くテイクダウン狙いを切ったブエノ・シウバが首相撲に取るも、すぐにジュスダヴィチェスが離れる。左フックで前に出るブエノ・シウバに対し、ジュスダヴィチェスが左リードフックを入れる。ブエノ・シウバはワンツーフック。ジュスダヴィチェスはダブルレッグへ、ギロチンをセットしたブエノ・シウバがクローズドで絞める。手首を外しにかかり、解除したジュスダヴィチェスがトップからパンチを落としていく。
ブエノ・シウバのハイガードを担ぎ、パスしたジュスダヴィチェスがクルスフィックスに取り右のパンチを落とす。エルボーを入れたジュスダヴィチェスは、反転してシングルに来たブエノ・シウバのバックを伺う。ブエノ・シウバは引き込み、ジュスダヴィチェスがハーフで抑えて右のパンチを落とす。ケージキックからリバーサルを潰されたブエノ・シウバは殴られながら、ヒールフックをセットしようとしたところで時間となった。
2R、ジュスダヴィチェスのミドルをキャッしたブエノ・シウバだが、テイクダウンはできず足を抜かれる。左ボディアッパーのブエノ・シウバが、テイクダウン狙いのジュスダヴィチェスをスタンドでギロチンに取ろうとする。頭を抜いて離れたジュスダヴィチェスがカーフから左を打ち込む。前に出てくるブエノ・シウバに右を入れ、首相撲に対応したジュスダヴィチェスだがボディに左フックを2発受ける。ジュスダヴィチェスは右ストレートを決め、左フックをヒットさせる。ブエノ・シウバは距離を詰めて、右エルボーを打ち込む。髪の毛を引っ張られたとアピールするブエノ・シウバは、蹴り足をつかまれるとボディロックに来たジュスダヴィチェスに再びエルボーを狙う。
直後にダブルレッグ&小外刈りを決めたジュスダヴィチェスが。ハーフで抑える。何やらレフェリーに不満のアピールをしたブエノ・シウバは、ここも足関節をセットしていく。足を抜いて立ち上がったジュスダヴィチェスが、飛び込んで細かいパンチを落とした。
最終回、苦し気な表情のブエノ・シウバにコーナーマンは「勝ちたいなら首を取りに行くな。打撃で戦え」と指示を送る。ジュスダヴィチェスは右に回り、右ボディストレートを打つ。右を伸ばして前に出るブエノ・シウバが右アッパー、前蹴りと攻勢に出る。足を使って回るジュスダヴィチェスは縦ヒジ。ブエノ・シウバもエルボーを返し、重いワンツーで圧をかける。首相撲からヒザを顔面に決めたジュスダヴィチェスは、いったん間合いを外してダブルレッグでテイクダウンを奪う。
下からアメリカーナを狙うブエノ・シウバは、腕を抜かれるとパスの圧力にマウントを許す。そのまま肩固めに入ったジュスダヴィチェスが、こだわらずにパンチに移行する。ジュスダヴィチェスは下を向いたブエノ・シウバにパンチを続ける。ブエノ・シウバは上を向くがマウントを取られたままだ。、ここから肩にプレッシャーを受けた状態で、何とかニーシールドに戻す。ただしシールドとなる足を畳んで、殴るジュスダヴィチェス。残り10秒で腕を取ったブエノ・シウバだったが、既に緊張感を切らしており──担がれてパンチを被弾しながらタイムアップを迎えた。結果はフルマークでジュスダヴィチェスが判定勝ち。
「サウジアラビアで初めてUFC女子戦を組んでくれて、ありがとう。凄く光栄よ。彼女は1階級上のタイトルコンテンダー。トップに近づくためなら、トップ10の誰とでも戦うわ」と勝者は笑顔で話した。