【Shooto/180923】テイクダウンで勝った石橋が粘るURCC王者ザンボアンガに判定勝利
<バンタム級/5分3R>
石橋佳大(日本)
Def.3-0 : 30-26,30-26,29-27
ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)
サウスポーの石橋が左ミドル、さらに前に出てザンボアンガにケージを背負わせる。ダブルレッグで組み付き、ボディロックからテイクダウンを奪った石橋。ハーフガードのザンボアンガの顔面にエルボー、パンチを落としていく。フルガードに戻したザンボアンガに、石橋は首を抱えながらパスし、ギロチンを狙う。首を抜いたザンボアンガが立ち上がると、すぐに石橋はダブルレッグへ。ケージ際でシングルに切り替え、粘るザンボアンガをグラウンドで引きづりこんだ。
グラウンドではバックを狙いながら、トップを奪取した石橋。さらに背を向けたザンボアンガのバックに回り、RNCへ。首に手を回させないようにするザンボアンガは、石橋の四の字ロックを切り抜け立ち上がる。ここで石橋は腕十字を仕掛けるが極まらず。トップを取ったザンボアンガに対し、主プラッタを狙う石橋。ザンボアンガはその石橋の顔面にパンチを落とす。
2R、サイドキックを繰り出す石橋に対して、ザンボアンガが右ストレートをヒット。ザンボアンガが距離を詰め始めると、石橋はダブルレッグ。これをカットしたザンボアンガが、右ストレートを狙う。石橋はケージ際でシングルレッグへ。リフトアップから尻もちを着かせたものの、ザンボアンガはすぐに起き上がり、反対にテイクダウンに成功した。
しかし石橋は、ボトムからバックに回り、ここでもRNCを仕掛ける。極められないとみるや、マウントからエルボーとパンチを落とす石橋。嫌がるザンボアンガにパンチを浴びせ続け、ザンボアンガが背を向けるとチョークへ。石橋は四の字ロックでバックをキープしつつ、パンチの連打。何度もRNCを狙うが、ザンボアンガは極めさせない。
最終R、左ローを放つ石橋の顔面に右ストレートをヒットさせるザンボアンガ。石橋は左ボディストレート。明らかに右を狙っているザンボアンガにシングルレッグを決め、テイクダウンに成功する。ケージ際でマウントを奪った石橋は、固めつつザンボアンガの顔面にパンチを浴びせ、ギロチンも狙う。ここで体勢を入れ替え、トップを奪取したザンボアンガ。石橋は細かいヒジを受けながら、足を利かせる。
ザンボアンガはバックを取りに行くも失敗。立ち上がった石橋がダブルレッグでテイクダウン、マウントからのパンチ連打でザンボアンガを削っていく。しかしガードに戻し、ヒジを打ち返すなど、粘りを見せるザンボアンガ。立ち上がってすぎに組み付き、ギロチンを狙う石橋を持ち上げてマットに叩きつけた。終了10秒前に、お互いトップを奪い合ったところで試合終了のブザーが鳴った。
判定は、ジャッジ3者ともに石橋の勝利を支持。石橋にとっては修斗で約2年ぶりの勝利となった。