【PFL2018#7】レギュラーシーズン閉幕戦、元UFCファイター=ケースら6選手が一発勝負へ
【写真】宝くじよりはよほど確率の良い100万ドル狙い、最後のチャンスを得たケース。ここから運だめしでなく実力勝負となる(C)MMAPLANET
30日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・リゾートカジノでPFL2018#07が開催される。今回がレギュラーシーズン閉幕で、各階級プレイオフ進出の8名が決定することになる。
2敗すると脱落という大前提があったようで、ボーナスポイントによる得点が加算されたポイント獲得&順位制度は余り意味を成していないことが分かったPFLのシーズン制度だが、とにかく今大会ではライトヘビー級で4席、それ以外の5階級では最後の1席が争われることとなった。
順位争いに関係する8試合に出場するファイターは過去1戦しか消化しておらず、ライトヘビー級でヴォルク・アターエフと対戦するショーン・オコネル以外は、0勝つまり無得点の選手ばかりだ。
さらには短期決戦により、試合出場が叶わずリタイア組が出たことよりより、フェザー級のアレッシャンドリ・ポポ、ライト級のジョニー・ケース、ウェルター級のアンデソン・フェレイラ、ミドル級のカイオ・マガリャエス、ライトヘビー級のエミリアーノ・ソルディ、そしてヘビー級のマイク・カイルが初出場となる。
その一方でライト級ではプレイオフ進出を決めていたブライアン・フォスターにライセンスが下りず、10月から始まるポストシーズンの出場が成らなくなったため、チアゴ・タヴァレスが当確。現時点で2敗ながら川名雄生より上位にあったジェイソン・ハイが今大会に出場し、ケースと8位の座を賭けて戦うこととなった。
ケースは2014年のUFC日本大会で徳留一樹に勝利している元UFCファイターで、オクタゴンでは4勝2敗の戦績を残している。リリース後は今年の3月と7月にローカル大会で連続KO勝ち、特に7月の試合では36秒ノックアウトと6月と今月2日で連敗中のハイより、確実に勢いはある。
とはいってハイも2試合連続の絞めでの負けで、打撃のダメージ蓄積はない。一発勝負で100万ドルの可能性を得たケース、2連敗で最後のチャンスが与えられたハイ。後者もモチベーションは相当高いことが予想される。
またウェルター級では1勝1敗で3得点、8位にランクされているアブバカル・ヌルマゴドフの今大会の出場はなく、0勝1敗のポール・ブラッドレーが初参戦のフェレイラと戦う。つまりフィニッシュできれば4P以上になり、ブラッドレーのプレイオフ進出が決まるわけで、公平なのか不公平なのかも今や分からなくなったレギュラーシーズン閉幕戦だ。
■ PFL2018#7対戦カード
<ライトヘビー級/5分3R>
スメリーニョ・リマ(カナダ/9位:0P)
ジェイミー・アブダラー(豪州/12位:0P)
<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルク・アターエフ(ロシア/7位:0P)
ショーン・オコネル(米国/4位:5P)
<フェザー級/5分3R>
アレッシャンドリ・ポポ(ブラジル/─位:0P)
マゴメド・イドリソフ(ロシア/8位:0P)
<ウェルター級/5分3R>
ポール・ブラッドレー(米国/9位:0P)
アンデソン・フェレイラ(ブラジル/─位:0P)
<ヘビー級/5分3R>
カイオ・アレンカウ(ブラジル/10位:0P)
マイク・カイル(米国/─位:0P)
<ミドル級/5分3R>
カイオ・マガリャエス(ブラジル/─位:0P)
サディボウ・シ(スウェーデン/8位:0P)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジェイソン・ブッチャー(米国/11位:0P)
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン/─位:0P)
<ヘビー級/5分3R>
モー・デリース(米国)
リロイ・ジョンソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
サディヨコブ・キャハラモノフ(米国)
オマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
<ウェルター級/5分3R>
ロバート・ヘール(米国)
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
ジェイソン・ハイ(米国/9位:0P)
ジョニー・ケース(米国/8位:0P)