【Gladiator X Demolition02】崖っぷちのレッツ豪太─02─「骨の一本や二本折れても勝ち切る」
9月2日(日)、大阪府堺市の堺市産業振興センターで開催されるGladiator × Dmolition 02のメインで、WARDOGウェルター級王者チョモランマ1/2の挑戦を受けるグラジエイター・ウェルター級王者レッツ豪太インタビュー後編。
敗北、負傷欠場、厳しい時を迎えるレッツだが、この現状だからこそ磨いてきたことがある。右手が使えなければ、左手でどうにかする。そんな日々を送ってきた彼は、環境としてはより厳しい福井を本拠とするチョモランマとのチャレンジに、「相手がどういう気持ちは関係ない」──倒し切ると宣言した。
<レッツ豪太インタビューPart.01はコチラ” target=”_blank”>コチラから>
──つまり技術的にも課題が見つかったわけですね。
「ハイ。結局、組ませてしまって仕留められたので。右の拳の負傷は繰り返しているし、また同じ状況に陥るかもしれない。なので右でない部分を磨いてきました。打撃に関しては、自信があります」
──3月のグランドスラムが欠場になりましたが、この日のメインで佐藤天選手は濱岸選手をKOしました。同じ階級のファイターとして、どのように思いましたか。
「フィニッシュの大切さですよね。そこは本当に感じました。負けていますし、このままじゃアカンと思いました。だからこそチーム吉鷹で吉鷹(弘)先生に打撃を見てもらい、あとは江坂ボクシングクラブで、パンチの指導を受けてきました。
ボクシングでは右以外、左をメインに鍛えてきました。今では左だけで勝てる自信もつきました。拳も治りましたし、ケガにも気を付けてやってきたので。もう欠場とか、迷惑をかけることはできないですからね。拳がつかない期間も、フィジカルをやりスタミナ強化もやってきましたし」
──顔はスッキリと頬がこけているぐらいのラインなのですが、体は明らかに大きくなっていますね。
「そうですね……バルクを残したまま絞れていると思います」
──そのなかでチョモランマ1/2選手の挑戦を受けます。
「ガンガン殴ってきますね。右を振るってくるので、そこを警戒して戦います」
──関西インディーMMAの雄Wardogのウェルター級チャンピオンです。
「差を見せたいです。ただし、それは彼がワードッグのチャンピオンだからということではなくて、いち選手として一対一の戦いなのでシンプルに負けたくないからで。
周囲は僕のことをチャンピオン、しっかりしてくれっていう風に見ていることも分かります。それよりも漢の一対一の勝負なので、しっかりと勝つということです。その結果がグラジエイターに役立つことなので。
勝負に勝ってベルトもしっかりと守って、グラジエイターのベルトの価値を上げる。力の差を見せつけることで、少しはグラジエイターも評価されるかと思います」
──チョモランマ選手は福井在住で、なかなか試合のチャンスもなくWARDOGからキャリアを積み直したという見方も成り立ちます。
「気合は入っていると思います。頑張って来てもらったのですが、ここはしっかりと仕留めて……倒したいです。相手がどういう気持ちだろうが、僕もそれなりにちゃんとやってきているので。もう、そうしないと今後がないですから」
──そのような気持ちで戦うということですね。
「負けて欠場という最悪の状況でありながら、グラジエイターのチャンピオンだったからこそ、防衛戦という機会を与えてもらい復帰戦を迎えることができる。そういう気持ちではいます。
普通やったら底辺から再スタートを切る必要があったのに、ベルトを持っているからメインイベントで使ってもらって、防衛戦で仕切り直しができます。この現状は本当に有難いことです。こういう場を与えてくれた櫻井代表の気持ちに応えたいです、ちゃんと。そのためにもただ判定勝ちじゃなくて、ケガしている間に培ってきたもので倒すことができれば……。それはステップアップにつながるはずですし」
──では最後に一言、お願いします。
「もしかしたら前の試合のように、どこかが折れてしまうかもしれないです。そういうこともあるのが試合です。でも今回はどっかケガしても、どっか折れても、骨の一本や二本折れても勝ち切るという気持ちで挑みます。ケガを理由に負けたとか、絶対にないように勝ち切ります。
最後……最悪、泥臭くても勝ちを掴みますッ!!」
■Gladiator × Dmolition 02対戦カード
<Gladiatorウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]レッツ豪太(日本)
[挑戦者]チョモランマ1/2(日本)
<GLADIATORフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 大道翔貴(日本)
[挑戦者] MIKE(日本)
<DXFCウェルター級王座決定戦/5分3R>
堂垣善史(日本)
石川史俊(日本)
<GLADIATORフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 加マーク納(日本)
[挑戦者] NavE(日本)
<対抗戦ライト級/5分2R>
網本規久(日本/Gradiator)
中西聡(日本/Demolition)
<対抗戦フライ級/5分2R>
宮城友一(日本/Gradiator)
藤田健吾(日本/Demolition)
<対抗戦バンタム級/5分2R>
林優作(日本/Gradiator)
上嶋佑紀(日本/Demolition)
<対抗戦フェザー級/5分2R>
徳野”一心”一馬(日本/Gradiator)
友實竜也(日本/Demolition)
<対抗戦ライト級/5分2R>
飯田健夫(日本/Gradiator)
井上啓太(日本/Demolition)
<対抗戦フェザー級/5分2R>
楠本忍(日本/Gradiator)
宮﨑龍貴(日本/Demolition)
<OPフライ級/5分1R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
若松翼(日本)