【Pancrase297】ウェルター級KOP王座決定戦、調印式。佐藤「4人で勝つ」×フランサ「ブラジルに」
【写真】ベルトを挟んで佐藤とフランサ (C)PANCRASE
22日(金)、東京都新宿区のパンクラス事業本部で7月1日(日)に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase297で、ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト王座決定戦を戦う佐藤天とグライコ・フランサのタイトル調印式が行われた。
坂本靖広報の「この調印式、サインをするということが昨今の業界からのどれだけ大切さが分かります」という言葉で始まった調印式。フランサが「またパンクラスで戦えて光栄だ。対戦相手のことは尊敬しているけど、ベルトをブラジルに持って帰る」といえば、続いて佐藤が「取ると取らないのでは大きく変わって来るので、自分の未来を切り開くためもしっかりとベルトを獲って次につなげたいと思います」と意気込みを語り、質疑応答へ移った。
──お互いの印象を教えて頂けますか。
フランサ サトーも僕と同じようにベルトを欲しがっている。ウォーになるよ。
佐藤 グライコ選手は一つ年下ですけど、キャリアも上で完成されている選手だと思うので、厳しい戦いになるかと思います。が、しっかりと勝てるように頑張ります。
──ベルトを前にして、どのような気持ちですか。
フランサ パンクラスの王座は世界でも最も素晴らしいベルトの一つだから、凄く良い気分だよ。
佐藤 さっきも言ったように、取ると取らないのとではこの先が大きく変わって来るので、そのためにも手にしたいベルトだと思っています。日本の団体のベルトなので、しっかりと守りたいと思います。
──TTMから複数の選手が出場します。
佐藤 毎日一緒にトレーニングしてきて、良い練習を積んできたので当日は3人揃って勝てるように……まぁ、勝つだけです。いつも通り、やることは変わらないです。
──ライカ選手は頭数に入っていない?(笑)
佐藤 ライカ選手は前回大会(Grandslam)で、僕の試合を見ないで帰ろうとしていたので(笑)。まぁ、でも4人ですね。4人で勝てるようにしたいです(笑)。
──フランサ選手は来日も早かったようですが、その理由をおしえてください。
フランサ ブラジルと日本は12時間の時差があるから、早く日本に来ることにしたんだ。お陰で体調が良いよ。前回、テヅカと試合をした時には日本にやってきた日が試合に近すぎだ。時差があって良くなかった。でも、今回は凄く調子が良い。東京に来てからはHIDE’S KICKで練習してきた。それと僕のコーチは2度オールアメリカンを取っているレスラーなんだ。彼と素晴らしいキャンプができた。今は計量を終えて試合を待つだけで、ベルトを必ずブラジルに持ち帰る。
──勝敗の鍵はレスリングが握っているということでしょうか。
フランサ サトーはコンプリートファイターで、僕もコンプリートファイターだ。だから、ファイトはどこの局面でも争われるだろう。
──UFCで戦っていた時はかなりアグレッシブな打撃だったのが、パンクラス初戦ではソリッドな打撃になっていました。
フランサ 作戦だよ。レスリング、柔術、ルタリーブリ、ムエタイの技術を習得してきた。MMAはコンプリートスポーツ、打撃を交換しないといけないし、ケージを使ってテイクダウンを奪い、グラウンドで相手を仕留めるようコンプリートファイターでないといけない。だから、そういう試合をしたんだ。
──同門のハファエル・シウバ選手が暫定バンタム級王者になりました。
フランサ ハファエルは僕にとって本当の友人だ。彼がチャンピオンになり、僕はもう一本ベルトをチームに持ち帰る。僕らのチームはパンクラスのベルトを2本持つことになるんだ。