【AbemaTV】格闘代理戦争2ndシーズン、T出場選手達が調印式──も桜井マッハ速人が推薦選手達を食う

2018.06.22

【写真】明日のトーナメント準決勝に出場する4選手とレジェンド達 (C)MMAPLANET

22日（金）、東京都渋谷区の松濤スタジオで明日23日（土）に江東区の湾岸スタジオで行われるAbemaTVのリアリティTVショー「格闘代理戦争2ndシーズン/300万円トーナメント1回戦」の調印式が行われた。

MMA界のレジェンド、山本“KID”徳郁、青木真也、秋山成勲、桜井“マッハ”速人に那須川天心を加え、その推薦選手がトーナメントを戦い、優勝選手には「AbemaTV」から賞金300万円が贈られるほか、One Championshipと総額1.000万円のプロ契約が結ばれる。

トーナメント出場4枠に対し、5名の推薦選手が参加したことで、既にヒットマンシステムと呼ばれる試合が行われた。その結果、桜井推薦の葛西和希が青木推薦の椿飛鳥を倒し、KID推薦の辻本拳也、秋山推薦のユン・チャンミン、那須川推薦の前田浩平ともにトーナメント出場が決まった。

この4選手と、推薦したレジェンド、辻本にはKIDに代わり朴光哲と矢地祐介と帯同して会見が行われ、まずその辻本が「戦う森三中こと辻本拳也と申します。森三中の大島さんのように体を張って、しっかりと戦っていきたいと思います。今回、沖縄で2週間、馬込で3週間しっかりと練習してきたので優勝を掴み取りたいと思います」と、トーナメントへの意気込みを語る。

続いて、葛西は「ヒットマンシステムで椿選手に勝って、椿選手より実績のある選手はいないとは思うので。マッハさんに指導していただいた成果を見せ明日は勝って、次に進みたいと思います」とコメントした。

さらにユン・チャンミンが「明日、皆さんに注目されるような試合をするので期待してください」と抱負を話せば、最後に「僕は過去4戦、全て海外で試合をし、誰にも注目されずコソコソと戦ってきたのですが、やっと皆の前で大舞台で──今回も国際戦ですが、これまでの集大成を見せたいと思っています。推薦してくれた那須川選手とロッタン（ジットムアンノン）の試合を見て凄く気合が入ったので、その気持ちを引き継いで沸かしたいと思います」と話した。

優勝賞金300万円の使い道に関して、それぞれ以下のようにコメントしている。

辻本拳也
「僕は職も家もないので、クレイジーハウスみたいなのを作る資金にして、若い選手を集めて一緒に住めたら面白いと考えています」

葛西和希
「ここで勝ち上がって、プロになってバリバリ稼ぐ予定なので、300万は青森の実家にトラクターでも軽トラでも……自由に使ってもらいたいと思います」

ユン・チャンミン
「300万円貰えることは嬉しいですが、格闘技を戦うことが好きで始めたのでお金より早く試合がしたい」

前田浩平
「僕は体毛が凄く濃いいので全身脱毛に使いたいなと思います」

各々が注目されていることを意識できている発言をするなか、その後の記者会見では桜井が自らプロ格闘家を目指した理由と経緯を長々と話し続けるなど、一躍主役に。推薦ファイターの誰よりも若い那須川が、「自分も打撃を指導したのですが、だからといって打撃で勝負して欲しいということでなく、自分の想うようなスタイルで挑んで欲しいと思います」と落ち着き払ってエールを送った。

そんな那須川とは対照的に、桜井は「監督賞は俺、この番組は俺が盛り上げている」と言ったかと思えば、盛り上げに一役買った青木真也のことを「本当に嫌い」とぶった切り、さらには太り過ぎで糖尿病が心配という意見にも「健康診断を毎年受けていて、数値は平常値」と返答するなど独壇場が続いた。

明日のトーナメント準決勝は、葛西和希×辻本拳也、ユン・チャンミン×前田浩平という顔合わせで、5分×2R（延長有り）、あらゆる局面でのヒジ打ち、グラウンドでのヒザ蹴り、頭部&顔面への蹴り上げが反則のMMAマッチとして行われ、Abema TV 格闘chで午後9時30分から午後11時までライブ配信される。

また、準決勝を勝ち上がった2人は7月14日に決勝戦を戦うこととなる。

なお会見終了後、場を盛り上げ続けた桜井は以下のように、改めて明日への期待を語ってくれた。

桜井マッハ速人
「いつもは自分の試合だから、自分が勝てば良いやって思っていたんですけど、今回は弟子に勝たせるということで、凄く緊張しています。弟子たちが、どこまで分かっているのかというところが大きいんじゃないかと。