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【Quintet02】石井慧がTEAM VAGABOND=多国籍軍結成、ADCC王者ジョアオ・アシスらが合流

ADCC2015【写真】2015年のADCCではホドウフォ・ヴィエイラ、フィリッピ・プレギーサに次ぎ、3位だったアシス。このメンバーとポディウムに立っていることで彼の実力が分かるというもの (C) MMAPLANET

23日(金)、クインテットより7月16日(月・祝)に東京都大田区の大田区総合体育館で開催されるQUINTET.2に出場が決まっていた石井慧が、TEAM VAGABONDを結成し、そのチームメンバーとなるファイターの顔触れが発表された。


「僕が武者修行の旅先で出会った放浪のグラップラーを集めました。世界に埋もれていた天下無双の寝業師たちと共にガチで優勝を狙いに行かせていただきます!」という石井が集めた選手はアンドレイ・カズショナク、ジョアオ・アシス、クリシェック・スチョラスキー、ミカエル・ドピッツという面々。

このメンバーでMMAや柔術ファンの間で名前が通っているのはアシスか。2013年ADCC99キロ級世界王者で、Rebel FCで活躍中のリュウ・ウェンボー、KSWの実力者とマス・ナルクン、そしてレオ・ノゲイラ、ディーン・リスターに勝利しサブミッションレスリングの頂点に立っている。2015年大会でも同級3位、またIBJJFノーギワールズも2度制すなど、アシスは道着よりもノーギ柔術界重量級で数々の実績を残してきた。

クリシェック・スチョラスキーはポーランドの柔術黒帯で同国のみならず、ヨーロピアンオープン、オランダの大会で実績を残している模様。Quintetの発表によるとミカエル・ドピッツはジョージアの柔道チャンピオンの肩書を持ち、同地の伝統格闘技チダオバの経験もあるそうだ。この両者が軽量級で、もう一人のアンドレイ・カズショナクはサンボでも実績を残すベラルーシの柔道家だ。

カズショナクは2005年にカイオで行われた世界柔道90キロ級で銅メダル、ヨーロッパ選手権は2009年のトビリシ大会で同級を優勝、サンボでは2007年のプラハ大会&2009年のサンクトペテルスブルク大会において90キロ級で世界の頂点に立っている。

日本、ブラジル、ベラルーシ、ジョージア、そしてポーランドの混成チームは、MMA転向後は日本に拠点を設けず、世界各地で練習を積んできた石井らしさの表われか。

ここまで2度の大会開催で、柔術家がQuintetルールで活躍してきたことを考えると、アシスは計算が立つが、それ以外の選手はまさに未知なる存在といえる。ドピッツとカズショナクはガチガチの剛の組技師の可能性も高く、それこそ10thPlanet勢との絡みがあるならば、グラップリング異文化交流というべき戦いが見られるだろう。

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