【Titan FC46】ホゼ・トーレス、タフファイトもRNCでデジーザス落とし王座防衛。UFCに魂のアピール
<Titan FCバンタム級選手権試合/5分5R>
ホゼ・トーレス(米国)
Def.4R4分13秒by RNC
グレイドソン・デジーザス(米国)
2RTKO勝ちを宣言しているショーティー、ホゼ・トーレス。バンタム級だとリミットより、1.4ポンド軽いトーレスに対し、デジーザスは素早いワンツーを放つ。ワンツーを入れ、ケージにトーレスを追い込むと一気にテイクダウンを決めたデジーザスは、直後のスクランブルでもボディロックからテイクダウンでトップを取り切る。トーレスはハーフガードを取るが、枕で固められ背名がついた状態が続く。ブリッジからスタンドに戻ったトーレスはボディロックにもウィザードで耐え、胸を合わせるとを首相撲からヒザを入れていく。
続くデジーザスの後方への崩しを切り返し、上を取ったトーレスがハーフからエルボーを顔面に打ち付ける。デジーザスの潜りにも首をコントロールして潰したトーレス。デジーザスは右腕を差し、ボディロックから立ち上がる。そのままの勢いでテイクダウンを狙ったデジーザスだが、トーレスは倒れされると当時にフリップしトップを取る。スクランブルからスタンドに戻り、挑戦者が先手を取った初回が終わった。
2R、トーレスの左にワンツーを返すデジーザス。トーレスは左ボディに続き右を当て、組んでヒザ蹴りをボディに突き上げる。足を取り、低い姿勢からバックに回ったデジーザスが前方に崩す。背中を預けたまま立ち上がったトーレスは、背中に乗ってきたデジーサスをすかして逆にバックコントロールへ。すぐにスクランブルからスタンドに戻ったデジーザスがスイッチを織り交ぜてジャブを伸ばす。
デジーザスの右をヘッドスリップでかわし、前に出て右をトーレスが打ち込む。左ジャブの差し合い、トーレスは右ショートアッパーから右フックで前に出る。ヒザの蹴り合い、デジーザスはクリンチに持ち込むも動きは落ちつつあるか。ボディから右フックを入れて離れたデジーザスはワンツー、ヘッドスリップ、ブロッキングと徐々にトーレスがボクシングMMAを見せ始めた。
3R、ローでバランスを崩されたトーレスがバックを取られそうになるが、スクランブルからスタンドに戻る。ローを3発続けたデジーザス、トーレスの体がよれる。ジャブの打ち合い、ローをチェックして左を入れたトーレスが、前に出てきたデジーザスに右を返す。蹴って離れるデジーザスを追いかけるチャンピオンが、クリンチからヒザ、ヒジを放っていく。
押し込んでくるデジーザスに顔面に2発ヒジを打ち込んだトーレスが、右を当てて前へ。頭を振りながら左フックを打ち込む。打ち勝ってきたトーレスはボディフック、左ストレートを当てる。さらに右クロスからヒザ蹴り、エルボーをヒットさせるとデジーザスがケージまで下がる。
トーレスのシングルレッグをスイッチで返そうとしたデジーザスが、逆にダブルレッグでテイクダウンを狙う。同体のように崩れ、スタンドに戻った両者。ジャブ、ヒジにヒザと攻勢のトーレスが、最後にダブルレッグを決めてこの回をモノにした。
4R、ボクシングで優勢のチャンピオンは、右ボディ、左フック、首相撲からヒザ蹴り。テイクダウン狙いを切られ劣勢のデジーザスだが、懸命にダブルレッグからバックに回り込む。胸を合わせたトーレス、ここでデジーザスのカットにドクターチェックが入る。右の額を大きくカットしているが、試合は再開された。
左から右を打って前に出たトーレス、ショートを打ち込むチャンピオンにデジーザスも右を打ち返す。ここから初回の序盤を思わせるようなワンツーの連打で前に出たチャレンジャーに対し、トーレスはダブルレッグでテイクダウンを奪う。ヒップエスケープから立ち上がろうとしたデジーザスのバックに回ったトーレスが一気にRNCへ。同時に両足もフックして絞めつけたチャンピオン、デジーザスが落ちトーレスが王座防衛を決めた。
「デジーザスは本当にタフだった。6勝0敗、2階級のチャンピオンだ。UFC、これ以上僕は何をすれば良い? もう何もアピールするモノはないだろう。デメトリウス・ジョンソン、ジョゼフ・ベナビデス、次のレベルで戦いたい。2017年中にUFCと契約したいんdな」というアピールが、アピール以上の叫びに聞こえたホゼ・トーレスだった。