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【RFC44】バオ・インカンに勝利、ライト級T準決勝へ下石康太─02─「もう強いヤツしか残っていない」

Kota Shimoishi【写真】北京に戻る途中のサービスエリアにあった遊具で中蔵隆史BLOWS代表を戯れる──リラックスタイムの下石。よくこんな怖い顔をした人間(※でも理論派)とシーソーで向かい合えるものだ (C)MMAPLANET

11日中国・河北(ホーベイ)省の石家庄(シーチャーチュワン)のホーベイ体育館で行われたROAD FC44で、バオ・インカンを腕十字で下し、ライト級100万ドルT準決勝進出を決めた下石康太インタビュー。

ブーイングが嫌で、日の丸を日本に置いてきた彼を藤田和之が言った一言が変えた。それは観客を盛り上げるプロフェッショナリズムというだけでなく、敵地で戦う下石の腹を括ることとなった。

準決勝へ向け、一皮剥けた下石のトーナメント戦との付き合い方を引き続き尋ねた。

<下石康太インタビューPart.01はコチラから>


──オープニングセレモニーでは藤田選手の観客への煽り方は半端なかったですね。日本のTVイベントでなくても、常にあの姿勢を貫いていることに関して、私も色々と勉強をさせてもらったような気がします。

「いやぁ、本当に恰好良かったです。ホンマに勉強になって。僕がオープニングセレモニーでケージ回りの立ち位置に着いた時に、藤田さんが日の丸を振り回して叫んでいるのが見えたんです。ブーイングをめっちゃ受けている。アレを見て、『よっしゃ、俺もやってやろうや』と思えて日の丸を大きく頭の上に掲げたんです」

──おぉ、振り切れましたね。

「そうしたら、僕の前の観客もブ―イングをするようになって。『もうブーイングとかあっても、ええわ』って割り切れるようになったんです。日本で戦っていると当然だし、韓国でもあんな風にはならない。モンゴルとも比較にならないし、今回の遠征がダントツでアウェイ感があったのですが、藤田さんの言葉で、それが本当に良い経験に変わりました。

結果、ブーイングがあった方が盛り上がっているということですからね。試合が終わってから、控室に戻る時に生卵をぶつけられるわけでもないし。藤田さんが言ってくれたことで、ホンマに180度考えが変わったんです。ブーイングを嫌がり、大人しくしようとしていた自分が恥ずかしくなりました」

──そのような経験を経て、次はマンスール・ベルナウイとのトーナメント準決勝です。どのような印象を持っていますか。

Mansour Barnaoui「ベースは寝技ですよね。フィジカルも強そうで。器用に長い手足を使っています。でも、もう全員強いヤツしか残っていないですし。ここまで来たら誰と戦っても同じです」

──トーナメント戦なのですが、まだ日程が出ていません。いつ辺りに準決勝を戦いたいという心づもりでいますか。

「年内はないのは確実ですから、3カ月ぐらいは空くのかなと。ただ、ロードのスケジュールだとこれまでは1月の終わりか2月の最初にソウルで大会を開いてきたので、そこを目安に考えておきます」

──中国人ファイターもいなくなったし、次はソウルになるでしょう。

「相手が中国人選手でなければ、別に中国でも構わないです。韓国で韓国人、中国で中国人とやってきたので。ただ、石家庄はちょっと……移動がキツイですね」

──つまりソウルだと移動という部分でフランス、ロシア、ブラジルからやってくる選手よりも下石選手は疲労が少ないということになります。

「そこに頼っていてはダメなのですが、移動は楽な方が良いです。これまで僕の場合はソウルだと計量の前日に現地入りしていたのですが、他の選手は移動距離が長いということで前々日インなんですよ。

今回、石家庄ということで計量の前々日に現地に入りし、本当に減量が楽でした。なので、次回はロードが前日入りの予定を組んでも、自費でも良いので前々日にソウルに入ろうと思います」

──その辺りも含め、早く日程を出してくれよと言いたくなるところでしょうが。

「まぁ、今回の試合も開催地が北京、ソウル、石家庄、時期は10月の終わり、10月の中盤、11月って日程も開催地も何回も変更されましたし、その辺は深く考えないようにしようと思います(笑)。それに僕だけでなく、それは対戦相手も同じ状況ですからね」

──心身共に成長が感じられる下石選手、次も期待しています。

「ハイ。ありがとうございます。今回の試合で練習してきたこと、その方向性が間違っていなかったことが確認できました。試合内容も完全ではないですけど、ある程度は満足のいくモノになりました。BLOWSで、この練習を継続していって次に向かいたいと思います」

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