【Polaris05】トノンが足関トランジッションで、ダニスを下す
<81.6キロ契約/15分1R>
ゲイリー・トノン(米国)
Def.3-0
ディロン・ダニス(米国)
ダニスに合わせた契約体重で戦うトノンは、頭を合わせたレスリングの展開からカニ挟みを見せてガードを取る。ダニスはスペースを残して、足を遠ざけるようなトップを取る。アームドラッグを仕掛けて立ち上がったトノンは、再びアームドラックからシングルを狙う。立ちレスになり、トノンがヒザをついてシングルレッグを見せるなど、積極的に動くのはトノンだ。ダニスは受けの試合となり、シングルガードから引き込んだトノンが立ち上がってアームドラッグを狙う。バックを譲らず正対したダニスがダブルレッグへ。ガードを取ったトノンが、ヒール狙いから、足を入れ替えて攻めつつスイープに成功する。両足を取り、足関節を仕掛けたダニスに対し、トノンはヒールがすっぽ抜けトップを許す。
パスを狙うダニスはトノンに足を絡ませても、カカトや爪先を取られる以前にエスケープを図る。残り5分30秒、スタンドの展開で跳びつき三角を仕掛け、下になったトノンにダニスが足関節を仕掛ける。トノンのカウンターには体を捻って場外まで出る勢いで逃げるダニスは、マット中央での試合再開後も外掛けヒールからのバック奪取を走り抜くように防御する。バック狙いのダニス、トノンは前転で足関節を取りに行くがダニスも察知し離れる。ハーフを取ったトノンの仕掛けに、ダニスはスタンドへ。
ここでトノンがダブルレッグ、ダニスがニータップを仕掛けるも両者揃ってテイクダウンは奪えない。トノンは引き込んで胸を蹴り上げ、なかに入ってきたダニスがパスを狙う。シッティングから立ち上がったトノンは、シングルレッグ&右腕で肩を押してテイクダウンに成功する。外ヒールを仕掛けたトノンは、その足を取ったままサドルを伺いつつ、タイムアップに。足関は極まらなかったが、サブミッションとしてだけでなくトランジッションとして活用したトノンが判定勝ちを収めた。
「サブミットできなかったから、これはクリーンな勝利じゃない。また戦いたいと思う。必死でトライしたけど、取り切れなかった。今はAACCの準備をしていて、サブミッションより戦略的な戦いをしてきたんだ」とトノンは勝利を振り返った。