【DWTNCS05】距離を見極めると、一気のボクシングラッシュでアルセがTKO勝ち
<フェザー級/5分3R>
フリオ・アルセ(米国)
Def.2R2分39秒TKO
ピーター・ペティース(米国)
素早いジャブを伸ばすペティース、さらに踏み込みに右を合わせていく。アルセは金網を背にした状態から体を入れ替えるも、振られてエルボーを受ける。と同時に再びケージに押し込まれたアルセは、三度態勢を入れ替える。エルボーを打たれ離れたアルセに対し、ペティースは左右のミドルから右を当てて組み付く。バックコンロールのペティースが、スピニングエルボーで離れてワンツーを打ち込む。手を下げて、構えも変えるペティースは終盤にアルセの左フックを貰ったが、初回を取った。
2R、左右のローから右ジャブを伸ばすペティースにアルセが左を当てて、さらにショートを連打する。右ミドルを入れるアルセは、ここは落とせないとばかりに前に出る。左を2発入れて、ケージに詰まったペティースに左右の連打を打ち込み、一旦離れて左ストレート、アッパー、ボディと猛攻を仕掛ける。
ペティースはケージを詰まった状態で上半身を振って反撃に移るかと思った刹那、バランスを崩して崩れる。一瞬、チョークを仕掛けつつ背中をペティースにつかせると、パウンドを連打する。立ち上がり際にヒザ蹴り、続けて左のパンチを集中させたアルセが、逆転TKO勝ちを決めた。
東の名門タイガーシュルマン所属のフリオは「2度目のチャンスでやり切ったよ。1Rで向こうが何ができるか見極めて、2Rに勝負を掛けたんだ。ボクシングは世界チャンピオンとも練習しているし、ただプレッシャーを与えた。ああいうリーチの長い相手は、一度距離を掴むとこっちのものなんだ。チームメイトと同じように契約が欲しい」とミックスゾーンで話した。