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【UFC ESPN27】冴える左。バンタム級に転向したフリオ・アルセが、イーウェルを一蹴

<バンタム級/5分3R>
フリオ・アルセ(米国)
Def.2R3分45秒by TKO
アンドレ・イーウェル(米国)

サウスポー同士の一戦、互いに右ジャブを伸ばしイーウェルが右ローを狙う。アルセが右ステップジャブを当て、イーウェルも左ストレートを近い距離を放ってから左ローを当てる。アルセはイーウェルの左前蹴りを掴んで左ストレートを2発、さらに左ストレートにワンツーをカウンターでヒットさせる。イーウェルは踏み込みにカウンターを合わされる展開に、ジリジリと下がらされるように。

アルセはここでステップインからワンツー、続く右にイーウェルが左を打つ。やや圧し返すことができたように見えたイーウェルだったが、直後にアルセがステップインし左を打ち込む。残り30秒を切り、ワンツーから組んだアルセがイーウェルをケージに押し込み初回を取った。

2R、右ジャブから左ローを蹴ったイーウェルに対し、前に出たアルセが左を伸ばす。イーウェルも左フックを返し、近い距離でパンチの応酬に応える。右ハイをガードの上から蹴ったアルセが、イーウェルの左回りを止めて前蹴りを顔面に届かせる。思い切った踏み込みからの左を空振りしたイーウェルは、再びケージを背負うとジャブに右をカウンターで被弾する。

左ボディフックを効かされたイーウェルは、ガードが下がり一瞬オーソで構える。サウスポーに戻したイーウェルが左を伸ばし、右ジャブもヒット。アルセは左ボディストレートを入れて、左ロー、続く踏み込みに右をカウンターで被弾する。間合いを取り直したイーウェルだが、右のフェイクからの左を受けて足が泳ぐ。アルセが左を続け、ケージに詰めると左右のフックで試合を決めた。

1年8カ月振りの実戦でフェザー級からバンタム級に階級を落としたアルセが、リスタートで快勝し、「OMG、アンビリーバブル。ラッシュせず、我慢し時間を使って戦ったんだ。そしてブーンだ。次は誰かはコーチと話すけど、10月か11月に試合をしたい」と話した。


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