【UFN197】ソン・ヤードンが、徹底して見てくるアルセに右ハイから右ストレートを決めてKO勝ち
<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.2R1分35秒by TKO
フリオ・アルセ(米国)
サウスポーのアルセに対し、左ミドルをまず蹴ったソン・ヤードンが右オーバーハンドから左フックで前に出る。外したアルセはソン・ヤードンの動きをじっくりと見て、右ジャブを伸ばす。頭を振ってパンチを打ちながらソン・ヤードンが前身もことごとくアルセがバックステップやサイドステップでかわす。
それでも右フックを入れたソン・ヤードンは、ガードの上からハイ。アルセはテイクダウンのフェイクからフックを当てたが手数が少ないまま試合は残り90秒に。右ミドルを決めたソン・ヤードンが、蹴り足をキャッチしテイクダウンでなく殴っていく。前に出てくるようになったアルセの腹を殴ったソン・ヤードンは、ガードの上からハイを蹴り合い、アルセのジャブを回ってかわす。互いを見るラウンドは手数でソン・ヤードンが取った。
2R、タイガーシュルマンMMA黒帯2段のアルセは、師匠の「もっと深く踏み込め。集中して」という言葉に耳を傾ける。ソン・ヤードンがワンツーで跳びこみ、アルセはハイを返す。左ローを入れたアルセは、右ジャブを伸ばす。右ミドルを決めたソン・ヤードンは左ローで前足を蹴られる。
ソン・ヤードンはワンツーを伸ばし、右ハイから右ストレートをヒットさせる。この一発が効いて、ソン・ヤードンの追撃にケージ際まで下がったアルセは右ストレートからワンツーを被弾してダウン、パウンドの連打にTKO負けとなった。
スロースターターとマイケル・ビスピンに言われた「今日はKOの機会を探っていた。ハイをたくさん蹴って来たけど、僕のハイの方が威力があると思ったんだ」と話した。