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【Shooto】オニボウズに敗れ、キャリア初黒星を喫した覇彌斗─01─「力を出し尽くさないと」

Hayato【写真】敗北を受け止めて、前を向いている覇彌斗(C)MMAPLANET

25日(日)、大阪府浪速区のエディオンアリーナで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦でオニボウズと事実上、修斗フライ級タイトルコンテンダー決定戦に挑み、キャリア初黒星を喫した覇彌斗。

デビュー以来の負け知らずの記録は7試合目で途切れた。初めての挫折といっても過言でない敗北を覇彌斗はどのように捉えているのか。所属するBurstで彼の話を訊いた。


──覇彌斗選手は試合後、MMAPLANETの試合記事、そして試合結果をシェアしてくれていました。試合に勝った選手にはあることですが、負けた選手にはなかなかないことで驚きました。

「今の自分がどうだったのか……応援してもらっている人たちには試合に負けようが、その結果を知ってもらうことが自分の義務だと思っています。なのでシェアさせてもらいました。

もちろん、負けて悔しいし。試合の記事を読み返すことはしたくないです。でも、結果を皆さんに知ってもらうことは大切だと思っています」

──なんとも立派な心掛けです。しっかりと敗北を受け止めることもできているのですね。

「負けは負けです。それを受け止めないと、次に進めないですから。試合後に佐々木(信治Burst代表)さんともメグさんとも話をして、前に進むよう気持ちも切り替えることができています。だからこそ、自分がどういう試合をしたのかを知ってもらうのは、選手として僕の義務です」

──その初黒星ですが、前田吉朗戦、田丸匠戦を見ていると、なぜあのようにローシングルに拘り続ける試合になってしまったのか。もちろん、最後までそこをトライし続けたことが諦めていない証明ではあるのですが、もっと他のことができる選手のはずなのにと感じていました。

「一番大きな理由は自分のメンタル面です」

──それは怖がったということですか。

「怖かったということもあります。メンタルの弱さです。警戒し過ぎて前に出ることができなかった。練習してきたことが出せれば……、100パーセントの力を出すことができればもっと違う戦い方ができたはずです。でも、それができなかったのは自分の甘さです。

(C)KAORI SUGAWARA

(C)KAORI SUGAWARA

オニボウズ選手が徹底的にテイクダウンを切ってくるのは、試合前から想像していました。でも、自分も倒せると思っていた。自分が思っていたより、オニボウズさんが上でした。あんなに拘り過ぎたのは、これを決めてやるという気持ちと、これしかできないという気持ち、半分半分でした。

自信があったので頼り過ぎた面があり、アレしかさせてもらえなかったオニボウズ選手の巧さでもありました」

──試合前からローシングルで押し込んで倒そうという作戦だったのですか。

「打撃を1発、2発当ててからテイクダウンをしっかりと取り、削って一本を狙っていました。ただ、テイクダウンはあの低い仕掛けばかりではなく、四つからだとか色々と考えていました」

──つまり近づけなかったということになりますね。

「右ストレートが強くて、そこを警戒し過ぎて、ビビっていた自分がいました。佐々木さんやメグさんもボディロックや、腕を差しに行って胸を合わせろという指示をしてくれていたのにいけなかった。そこが情けなくて、悔しいです。そして申し訳ないです。下がらされて、逃げのローシングルでした」

──最後はもう完全にタイミングが読まれて、ヒザまで被弾するようになっていました。

「完全に待ち構えているのに、そこにいくのだから切られて当たり前でした。ヒザも2発もらい、ボディに受けたのは効きました。呼吸ができなくなって……」

──それでも、あの動きを続ける体力がある。そこがポジティブな点だと思いました。

「いやぁ……たった15分間です。何十時間、何百時間と練習してきて……。何十時間も皆に練習を付き合ってもらっています。それなのに15分間で体力が切れていたらどうしようもないです。逆にもっともっと力を出し尽くさないといけませんでした」

<この項、続く>

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