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【Bellator180】計量終了 レジェンド対決&世界戦3つ―より注目はシンデレラボーイ=アーロン・ピコ?!

Pico【写真】20歳、ある意味MMA界初の青田買いのスター候補生が、明日、どのような初陣を見せるか(C)BELLATOR

23日(金・現地時間)、24日(土・同)にニューヨーク州シューヨークのMSGで開催されるBellator180「Sonnen vs Silva」の計量&パブ計量&フェイスオフが行われた。


Sonnen vs Silva「ヴァンダレイは過去の男。俺は未来を歩む。アイツのぶちのめすために、NYにやってきたんだ」とメインで因縁のヴァンダレイ・シウバと対戦するチェール・ソネン。ブラジル国旗を掲げたヴァンダレイは、「明日は注意しろ、すぐ終わる」というようなことを発し、フェイスオフでソネンの握手を拒否した。

Feodor vs Miitrioneエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦するマット・ミトリオンは終始笑みをしたため、「誰が相手だろうが、思い切り殴るだけ。素晴らしい時間になるだろう」と断言すれば、ラストエンペラーは「勝つためにベストを尽くす」とらしい一言を残した。

Chandler vs Primus153.8ポンドとかなり軽めの体重だったBellator世界ライト級王者マイケル・チャンドラーに挑む、ブレント・プリマスは「初めてアンダードッグで戦うのも良いものだ。世界にショックを与えるよ――皆、自分が間違っていたと思い知るだろう」とコメント。

対してチャンドラーは「MSGで最高の試合を見せることにエキサイトしている。この試合で改めて、僕がワールドベストだと証明する」と話した。

Pico vs FreemanMMAデビュー戦がMSGのPPVショーというアーロン・ピコ。カリフォルニアがメキシコ領だった時代の最後の州知事の血を引くピコは、カデットとジュニア時代にフリースタイル、グレコローマン、そしてフォークスタイルで全米王者になっている逸材だ。

米国レスリング史上初の10代で五輪出場を目指したものの、65キロ級国内予選で2位に終わり、その夢は潰えた。しかし、ピコは幼少期からボクシング、そしてパンクレーションと打撃、関節技が含まれた大会でも活躍してきており、2014年11月には既にBellatorと長期契約を交わしていた。

Bellatorの未来、20歳のピコは念願のMMAデビュー戦=ザック・フリーマン戦を翌日に控え、「僕がベラトールとサインをしたのは単純に2つの理由からだ。一つはチケットを売ること、そして相手をKOするためだ」と、力のこもった目で語った。

Lima vs LarkinPPVオープニングカードカードでBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマに挑む、ロレンツ・ラーキンは初戦でタイトル挑戦というビッグファイトに関して尋ねられると「ブーン」と一言、そして笑みを浮かべた。一方のリマは「これまでと同じ準備をしてきた。健康的にね。明日が待ちきれない」と静かにコメントし、ラーキンと握手を交わした。

Davis vs Baderプレリミメインに組まれたBellator世界ライトヘビー級選手権試合。王者フィル・デイヴィスは、UFC時代に敗れているライアン・ベイダーの挑戦を受ける。まずは計量を先に済ませたベイダーが「ベラトールを代表して、そして自分のために前の対戦とは全く違った姿を見せる。家族、ファン、自分自身のためにMSGでベルトを巻く」といえば、デイヴィスは「全てが変わった。俺に団体のファンのサポートがある。ベルトを渡すつもりはないね」と軽快な口調で話した。

Gallagher vs Chinzoプレリミの注目カード、シンゾー・マチダ×ジェイムス・ギャラガー。アイリッシュ勢のサポートソングを得たギャラガーは、フェイスオフでグッと顔を突き出しシンゾーを挑発する。さらのシンゾーの手を払うと、シンゾーも払われた手をすぐに戻すという動作を繰り返した。

Herdy vs Yaugerベラトールが力を入れる女子フライ級でアリス・ヨウガーとデビュー戦を行うニューヨーカー=ヘザー・ハーディーは、どこをターゲットにしたのかハイレグ・ワンピース水着にメガネっ子というスタイルでパブ計量を済ませた。

■Bellator180計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
チェール・ソネン: 205.8ポンド(93.34キロ)
ヴァンダレイ・シウバ: 205.8ポンド(93.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
エメリヤーエンコ・ヒョードル: 236.4ポンド(107.22キロ)
マット・ミトリオン: 256.6ポンド(116.39キロ)

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]マイケル・チャンドラー: 153.8ポンド(69.76キロ)
[挑戦者]ブレント・プリムス: 154.2ポンド(69.94キロ)

<ライト級/5分3R>
アーロン・ピコ: 156ポンド(70.76キロ)
ザック・フリーマン: 155.8ポンド(70.66キロ)

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]ロレンツ・ラーキン: 169.8ポンド(77.01キロ)

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]フィル・デイヴィス: 204.8ポンド(92.89キロ)
[挑戦者]ライアン・ベイダー: 204.4ポンド(92.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ネイマン・グレイシー: 170.4ポンド(77.29キロ)
デイブ・マーフォン: 170.4ポンド(77.29キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー: 144.4ポンド(65.49キロ)
シンゾー・マチダ: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヘザー・ハーディー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
アリス・ヨウガー: 125.6ポンド(56.97キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ライアン・クートゥアー: 168.8ポンド(76.5キロ)
ハイム・ゴザリ: 169.2ポンド(76.74キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェローム・ミックル: 155.8ポンド(70.66キロ)
アンソニー・グラッチーナ: 157.4ポンド(71.39キロ)

<168ポンド契約/5分3R>
ジョン・サラガド: 168.2ポンド(76.29キロ)
ヒュー・マッケナ: 168.8ポンド(76.56キロ)

<130ポンド契約/5分3R>
マチュー・リーゾ: 133.6ポンド(60.59キロ)
セルジオ・ダ・シウバ: 137.6ポンド(62.41キロ)

<ライト級/5分3R>
ネイト・グレッブ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブラッドリー・ディジア: 160.6ポンド(72.84キロ)

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