【Shooto】修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕に挑む宇野薫へ── by 中蔵隆志
【写真】2009年3月、五味隆典戦を控え左手は修斗グローブ、右はボクシング・グローブをはめて秘密トレを行っていた中蔵。当時、宇野は2度目のUFC参戦を控えていた時期。この2年後に中蔵は引退した(C)MMAPLANET
23日(日)に浦安市の舞浜アンフィシアター大会で修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕に挑む、宇野薫。
1996年10月のデビューから、21年目のプロMMAファイター生活を迎え41歳になった今、実に16年4カ月振りに修斗のベルトに挑戦する。総合格闘技界のパイオニアから、J-MMA界のレジェンドに。MMAPLANETでは今回の宇野のチャレンジに向け、現在の練習仲間、そして過去の対戦相手、同年代の関係者から彼への一言を集めた。
Count down to the Ultimate Challenge。──宇野薫へのメッセージ、第3弾は大阪から宇野が巻いた修斗世界ウェルター級(※当時)のベルトを7年半後に引き継いだ現BLOWS代表、中蔵隆志の言葉をお届けしたい。
中蔵隆志
「僕のデビュー前から修斗ウェルター級の第一線で活躍され、自分は36歳で引退しましたが、今も国内トップ選手である宇野選手は、現役中も引退した今も最も尊敬する選手の1人です。宇野選手と同じベルトを巻けた事をとても光栄に感じています。
41歳でタイトルマッチに挑戦すること……。今年40歳になった自分ですが、この年齢になるとコンディション維持が難しいですし、普段のトレーニングも既存のメニューでなく、考えて独自の方法を行わないと怪我をしたり、調整を失敗したりする怖れがあります。
何よりもメンタル面ですよね。モチベーションを維持している。長くキャリアを積むと闘争心も薄れていくものですが、宇野選手の今もこうやってトップを目指して戦う姿は繰り返しになりますが、尊敬の念しかないです」