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【Deep Cage】5月13日、大塚隆史×石司晃一=DEEPバンタム級戦。MMAレスリング×MMAストライキング

Otsuka vs Ishizuka【写真】やるべきことがはっきりしている両者、そうならなかった時の引き出しも気になる大塚×石司のバンタム級タイトル戦だ (C)MMAPLANET

8日(水)、DEEPより5月13日(土)に東京都江東区のディファ有明で開催されるDEEP CAGE IMPACT 2017でDEEPバンタム級選手権試合=王者=大塚隆史×チャレンジャー=石司晃一が組まれることが発表された。


大塚にとって2014年4月に大沢ケンジを破り、2度目の獲得となったベルトを2015年5月の北田俊亮戦以来、2年振りに賭けて戦うこととなった。この間、大塚は昨年12月にWSOF-GCバンタム級王座をフェルナンジーニョ・ヴィエイラと戦う予定だったが、ヴィエイラの体重オーバーで試合がなくなり暫定王座も獲得している。

その王座奪取に喜びの表情を浮かべるどころから、ストレスしか感じられなかった二冠王が、5カ月も鬱憤を溜めてぶつける相手が石司となる。2011年のDEEPフューチャーキング・トーナメント出場から、1年半のブランク期間もあったが残した白星は11、敗北はそのフューチャーキングTで敗れた1試合のみで、4年以上負け知らずだ。昨年12月には北田を破り、タイトル挑戦権を獲得した。

王者は組んで、倒して削っていくファイター。一方のチャレンジャーは倒されずにパンチを効かせてKO、あるいはポジション奪取から絞めにつなげるという好対照なスタイルの持ち主といえる。大塚が組んで倒すまでの組み立てをどうするのか。同様に石司も組まれない間合い&打撃を取れるのか、あるいは組まれても倒されないケージMMAが展開できるのか。

組み合った前も、組み合った後も両者の狙いは明確だ。それゆえに壁レス&グラウンドでブレイクのタイミングが早いルールに適応した戦い方も重要になって来る。スタミナをセーブするのか、一つのテイクダウンの取る・取られるという部分にどれだけ力を入れるのか。大塚は蹴り上げがあるなかので、ケージ際で低い仕掛けができるのか。

この辺りの駆け引きも勝負の鍵を握るに違いない、ややMMA偏差値の高そうなバンタム級タイトル戦。だからこそ、互いに消耗し最後は根性勝負になる可能性も低くない。なお、今回の発表ではストロー級で越智晴雄×ランボー宏輔の一戦──6年振りの再戦(※プロ修斗、越智がKO勝ち)も行われることが明らかとなっている。

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