【Gladiator003】ウィービングから左フック一閃、寒川慶一がGladiatorバンタム級王者に
【写真】キックのベルト獲得から10年、その腰にMMAのベルトが巻かれた寒川慶一 (C)MMAPLANET
5日(日)、和歌山市の和歌山ビッグウェーブでGLADIATOR003開催され、SFKジム代表でコブラ会所属として2度目のMMAマッチ=グラジエイター・バンタム級王座決定戦に44歳の寒川慶一が挑んだ。
<グラジエイター・バンタム級王座決定戦/5分3R>
寒川慶一(日本)
Def.1R3分23秒by TKO
バン・グァンギ(韓国)
まず勢いのある右ローを蹴り込んだ寒川は続いて右ストレートを見せ、当てながら前に出る。左フックがバン・グァンギの頭部を掠めると、相手が前進してきたところで右へ回る。今度は左にステップを踏み、再び右ローの寒川。左回りから大きな振りのワンツー、そしてスリーまで伸ばした寒川が右ボディフックを振るうや、バン・グァンギが組んで一気にテイクダウンに持ち込む。
ケージを背にした寒川は、左のウィザードから右手をマットにつけて立ち上がる。そのまま離れた寒川にバン・グァンギが右ジャブも、左を当てられる。左回りを追いかけてくるバン・グァンギに、寒川は右ローを続けると、そのローでバランスを崩す場面も見られた。しかし、態勢を整えたバン・グァンギが左をヒットさせる。ケージを背負った寒川に対し、バン・グァンギが再び左を伸ばす。左回りから右を見せた寒川だったが、パンチに力が入っている。
それでも右ローを入れた寒川に、バン・グァンギが左ストレートを届かせる。寒川の左をバックステップでかわしたバン・グァンギは、右フックで距離が近付くも組みにいかない。離れた寒川がケージ中央を陣取るも、誘っているのか組みを警戒してか自らケージ際に下がる。
直後にバン・グァンギの左が再び、寒川の顔面に届く。右に回る寒川に左を続けるバン・グァンギ。と、寒川は右を強振してバランスを崩してしまう。バン・グァンギが詰め寄って左をクリーンヒット。ここで寒川がウィービングから左フック一閃。左を打とうとしてガードも下がっていたバン・グァンギの顔面をこの一発が打ち抜く。腰から崩れ落ちたバン・グァンギが亀になると、パンチ&鉄槌を連打し勝負は決した。
大きく右手を振り上げて、勝利を喜ぶ寒川はその腰にバンタム級のベルトが巻かれると、「最高の仲間と最高の環境で、最高の練習ができました。5年後、10年後と強くなっていきたいです」とマイクで話した。
■GLADIATOR003試合結果
<グラジエイター・バンタム級王座決定戦/5分3R>
寒川慶一(日本)
Def.1R3分23秒by TKO
バン・グァンギ(韓国)
<国際対抗戦ウェルター級/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
Def.2-0
レッツ豪太(日本)
<フライ級/5分2R>
横溝和也(日本)
Def.1R3分51秒by RNC
KAZUHO(日本)
<グラジエイター・ライトフライ級次期挑戦者決定戦/5分3R>
宮城友一(日本)
Def.2R0分55秒by RNC
草信孝謙(日本)
<フライ級/5分2R>
加マーク納 (日本)
Def.2-1
和田教良(日本)
<バンタム級/5分2R>
林優作(日本)
Def.3-0
辻川力也(日本)
<国際対抗戦 フライ級/5分2R>
NavE(日本)
Def.1R1分02秒by TKO
ヨム・ジャンウ(韓国)
<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
Def.1R2分09秒by RNC
今村豊(日本)
<国際対抗戦ウェルター級/5分2R>
ムン・ジュンヒ(韓国)
Def.1R3分26秒by TKO
別府敬祐(日本)
<フライ級/5分2R>
大前健太(日本)
Def.1R1分05秒by TKO
田代悠生(日本)
<ライト級/5分2R>
SHUNYA(日本)
Def.3-0
松岡高史(日本)
<バンタム級/5分2R>
北崎拓実(日本)
Def.2-0
三宅輝砂(日本)