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【RFC37】オール女子大会=XXにライカ&しなし参戦!! 「10代の若い子供には負けない」(しなし)

Satoko Shinasi【写真】SNSなどでは子煩悩なお母さん振りがアップされている、しなし。しかし、いざ戦うとなると以前と変わらない、負けん気を維持している。待望の韓国デビューだ(C)MMAPLANET


8日(水・現地時間)、ROAD FCより3月11日(土・同)に韓国ソウルのグランドヒルトン・コンベンションセンターで開催される初のオール女子大会、Road FC37=「ROAD FC XX」に日本からライカ、しなささとこが出場することが発表された。

今回のリリースでは既に同大会で戦うことが明らかとなっていたイ・イェジ、イム・ソヒ、パク・ジョンウン、ホン・ユンハ、ムエタイ=シム・ユリ、テコンドー=キム・ヘイン、カン・ジニという7選手の中から、改めて武道あるいは伝統スポーツに関連付けて、武術(ウーシュウ=散打)=イム・ソヒ、ムエタイ=シム・ユリ、テコンドー=キム・ヘインという風に紹介された。

と、同時に日本からボクシング=ライカ、柔道=しなしと並んで出場が明らかとなった。ライカにはボクシング王者、シム・ユリはムエタイ王者、そしてキム・ヘインはテコンドー・ファイターという風な肩書きが明記され、ただしイム・ソヒはウーシュウ・クイーンというリングネーム的な呼び名が付記されており、しなしはプリンセス・オブ・MMAという異名がつけられている。

そのプリンセス・オブ・MMAは一昨年7月の日本大会のイ・イェジ戦以来のロードFC参戦で、実戦も9カ月振りとなる。今回、待望の韓国大会への出場となったしなしから、韓国大会を望んでいた理由も含め、ロードのオール女子大会、若き韓国人ファイターの成長を見据えて、同大会出場への意気込みが届いた。

しなしさとこ
「私は24歳で総合デビューし、16年になります。40歳になり、今回で40戦目のプロの試合。自分の中ではダブル40の記念のファイトとなりそうです。

キャリアの序盤から中盤にかけては、無差別級のような試合が組まれたり、契約体重戦であっても──今の階級制に当てれば何階級も上の階級の選手との試合は当たり前で、寝技30秒ルールというグラップリングを得意とする選手には厳しい世界でした。当時は小さなパイの中で、世界などまるで目にすることができなく、ただひたすら試合に勝つ事に全てを注いできました。

今は世界に舞台があり、若い選手は目標を持って戦うことができる。女子選手にとっても本当に良い時代がやってきたのだと感慨深いです。韓国もそういった女子MMA隆盛の波に乗り遅れないよう、ロードFCが女子だけの大会の旗揚げするのかと思います。韓国には強くて若い可愛い女子ファイターが多数いるので、これからの流れが楽しみです。そんななかで、私は42キロと体が小さくなかなかチャンスに恵まれない状況は今も変わりませんが、それでも未だに戦える事に感謝しています。

この間、結婚、妊娠、出産を経験し母になり、6年のブランクを経て復帰できた事に自信を持っていますし、10代の若い子供には負けない底力は健在です。こんなところで躓いてはいられないです。初期の女子格闘技のクラブ興行時代の唯一の生き残りとして、まだまだ私の格闘技人生はこれからだと思っています。一昨年の7月にロードFCに出場する以前から韓国での試合を所望し、ずっと辛抱強く待ってきました。その理由は、私の主人は韓国人であり、息子は日本と韓国のハーフだからです。

韓国と日本を胸に戦う。そして勝つ。RFC XX出場を機に、これからは韓国を中心に試合をしていきたいと思っています」

■ Road FC36対戦カード

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
キム・ネチョル(韓国)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
佐々木信治(日本)
アルバート・チャン(カナダ)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
レオ・クンツ(米国)
ホン・ヨンギ(韓国)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
ホドリゴ・カポラル(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<女子無差別級>
世志琥(日本)
チョン・ソンユ(韓国)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
シャミール・ザフロフ(ロシア)
キム・ウォンギ(韓国)

<フライ級/5分3R>
中原太陽(日本)
ムン・ジェフン(韓国)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
ブレンゾリグ・バットムンク(モンゴル)
グレリストン・サントス(ブラジル)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
アンディ・メイン(米国)
キム・チャンヒョン(韓国)

<ライト級Tトライアル1回戦/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
エメック・トラオフ(カザフスタン)

<ライト級Tリザーブマッチ/5分3R>
イ・ヒョンソク(韓国)
パク・ヘジン(韓国)

<ライト級Tリザーブマッチ/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
ジョン・ジェイル(韓国)

<ライト級/5分2R>
ミン・ギョンチョル(韓国)
チョ・ヨンジュン(韓国)

<フライ級/5分2R>
パク・スワン(韓国)
ソ・ドンス(韓国)

<バンタム級/5分2R>
ソ・ジンス(韓国)
イ・ソンス(韓国)

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