【KLF MMA08】己吏人がガラパゴス=中国クンルンファイトMMAフライ級王者チャン・メイシュンに挑戦!!
【写真】己吏人の挑戦を受けるKFLフライ級王者チャン・メイシュン。ガラパゴス状態の中国MMAの現状を知るファイトとなりそうだ(C)TOP FC
28日(水)、Grachanより新年1月2日(月・現地時間)に中国海南(ハイナン)省三亜(サンヤー)市のマングローブツリー・インターナショナル・カンファレンスセンターで開催されるKunlun Fight MMA08に己吏人が出場し、Kunlun Fight MMAフライ級王者チャン・メイシュンに挑戦することが発表された。
己吏人は昨年行われたGrachanフライ級トーナメント決勝で鈴木隼人に敗れ、惜しくもベルトに届かなかった。2016年はGrandslam04で松場貴志に判定負けを喫しているが、REAL05の坂巻魁斗に勝利するなど3勝1敗で復調していた。
対するチャン・メイシュンはキャリア14勝4敗、正真正銘ガラパゴス状態の中国MMA界=RUFFやクンルンFightでキャリアを積み、そのKLFでは昨年4月にフライ級王座に就き、これが3度目の王座防衛となる。
日本にもREBELSとの共同開催となった8月の大田区大会に来日しHPS DATEに判定勝ち、それ以前にもZSTの田村淳にKO勝ちするなど日本人には3連勝中だ。ただし、5月の韓国TOP FCとの合同興行においては、9月にHEATフライ級王座決定戦で春日井健士に敗れるキム・ギュソンに判定負けを喫している。己吏人としては、自分の庭=寝技に持ち込みブレイクが掛からないファイトを心掛けたい。
また、同大会のメインではジャン・リーポンの持つKLFウェルター級王座にブラジルのキリス・モタが挑戦。パンクラスと提携したImortal FCなどで8連勝中のモタ戦は、中国において世界と渡り合える実力者とみなされるTUF CHINAウィナー=リーポンにとっては真価が問われる一戦となる。
また同大会の前夜にはキックボクシングのKunlun Fight56も同所で開かれる。同大会ではKFL70キロ・ワールドチャンピオンシップトーナメント準決勝=スペルボン・バンチャメーク×セドリック・マヌーフ、 ジョムトーン・チュワナタ×ダビット・キリアと決勝、さらにKLFムエタイ70キロ級王者のブアカーオ・バンチャメークとティエン・シンの一戦がマッチアップされている。キックにおいては完全にワールドクラスの中国格闘技界。果たしてMMAではどれほど力をつけているのか。己吏人のチャン・メイシュンへの挑戦はそのスケールとなるだろう。