【ONE FN22】計量オーバーのアベビがリーポンとのスクランブル合戦を制し、ユナニマス判定勝利
【写真】目まぐるしいバックの奪い合いだったが、やはり計量オーバーの影響はあっただろう(C)ONE
<174ポンド契約/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
Def.3-0
ジャン・リーポン(中国)
アベビが距離を詰めて左ジャブ、右ローを見せる。リーポンは頭を下げてパンチを振るうが、これをかわしたアベビが右ローを軸にして、リーポンにコーナーを背負わせた。アベビがダブルレッグでリーポンに背中を着かせる。リーポンはロープに頭を預けるが、ドントムーブでリング内に戻された。リーポンがガードに戻し、再びロープ際まで下がる。しかしアベビが引き戻す。
またもロープまで下がったリーポンに対し、アベビは体を起こしてバックに回った。バックマウントに移行するも、リーポンが前に落としてマウントに移行する。すぐにスクランブルに持ち込んだアベビが、ボディロックから背中を着かせた。ハーフガードのリーポンがスイープに成功するも、アベビも足を取ってトップに戻る。アベビがパスを仕掛けながらパウンドを落としていく。リーポンが下から三角、十字を仕掛けるも腕を抜いたアベビがバックを奪い、回転するリーポンにパンチを浴びせていった。
2R、リーポンをコーナーに追い詰めたアベビの右ローが当たる。アベビが右ローを空振りして足を滑らせるも、リーポンは追わない。サウスポーにスイッチし、下がるリーポンに左スピニングバックフィストを見せるアベビ。リーポンは右フックからシングルレッグで組むも、アベビがバックに回った。
リーポンもスクランブルからバックを奪う。スクランブルは続き、リーポンはガブって右ヒザを突き刺す。組みの展開を制したのはアベビだ。バックマウントから四の字フックで固める。パンチで削るアベビは左腕をリーポンの首に回す。リーポンはアベビがグローブを掴んでいるとアピールするが、そのままアベビがラウンド終了まで削り続けた。
最終回、プレスをかけられたリーポンが右ローを返す。同時にテイクダウンを狙った両者、アベビがコーナーに押し込むもリーポンが離れた。リーポンの右がクリーンヒット。左ジャブを突くアベビにボディロックで組んだリーポンは、バックに回ってグラウンドへ。バックマウントに移行したリーポンはアベビの体を伸ばす。バックグラブから右腕でRNCを狙うも、アベビが反転してトップを奪った。
アベビのパスをZハーフで凌いだリーポンが、レッスルアップからバックテイクへ。しかしアベビにバックを奪われてしまう。最後はアベビが右腕を首に回し、パームトゥパームで絞め上げたがタイムアップとなった。
計量オーバーのアベビがユナニマスの判定勝ちを収めている。