【ONE161】テイクダウンを奪ったイサガクマエフが、リーポンのガードを越えられずも3-0の判定勝ち
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)
Def.3-0
ジャン・リーポン(中国)
ジャブを伸ばすイサガクマエフ。その左ジャブを当てられたリーポンは、ワンツーに右を打ち返す。ケージを背負ったリーポンに対し、ダブルレッグで組んだイサガクマエフがテイクダウンを奪う。クローズドの中で腰を上げたイサガクマエフが左のパンチを当てる。ハーフバタフライからフックガードに切り替えたリーポンは、右足を抜かれる。リーポンは肩固め狙いを察知し、足を戻していく。
ガードの中からイサガクマエフがパンチを落とし、リーポンが足をすくってきたところを潰す。そのままガードを越えることはなく、初回が終わった。
2R、スイッチしたイサガクマエフがすぐにオーソに戻す。リーポンが右を伸ばし、右ローを蹴る。さらにワンツーを繰り出すが、ダブルレッグでケージに押し込むと、引っこ抜くようにイサガクマエフがテイクダウンを決める。初回と同様にクローズドを取ったリーポンは、懸命に足を利かせてパスを許さない。ならばとイサガクマエフがボディにパンチを落とす。下からリーポンはエルボーを見せるが、イサガクマエフも左ヒジを落とし、スイープ狙いを潰す。
ハイガード、イサガクマエフの動きにバックを伺うリーポンだが、結果クローズドに戻す展開が続く。肩抜き後転も察知したイサガクマエフがトップをキープしたままラウンドを終えた。
最終回、右フックのフェイクに笑顔を浮かべたイサガクマエフは左を被弾しても、ジリジリと前に出て行く。リーポンはケージを背負っており、右オーバーハンドを繰り出すがダブルレッグでテイクダウンを奪われる。ここもクローズドのリーポンは、サバイバルモードか、それとも一発逆転を狙うのか。イサガクマエフはエルボーを入れ、足を抜いてパスを狙う。バタフライガードで耐えたリーポンだったが、その足を越えられマウントを許しそうになる。
足を戻したリーポンは、クローズドを取る。イサガクマエフはボディから顔面にパンチを落とし、残り1分に。懸命にクローズドを続けたリーポンは、パウンドを受けてもクローズドを続け時間を迎えた。結果は当然、3-0でイサガクマエフに軍配が上がった。