【Special】2016年の新チャンピオン──4月編──於MMAPLANET
【写真】2度目の王座奪取も、このベルトも剥奪されてしまったJJ(C)Zuffa LLC/ Getty Images
今週末はクリスマスということもあり、海外のメジャーMMAイベントもウィンターブレイクに入った。そして国内ケージ大会も開催はなく年末のイベント再開前に今年、誕生したMMAチャンピオンをMMAPLANET上で振り返りたい。
題して──2016年の新チャンピオン、今回は4月に誕生したチャンピオンを紹介します(戦績は王座奪取時点)
■4月2日 WSOF30 @ネヴァダ州ラスベガス ハードロック・ホテル&カジノ内ザ・ジョイント
【WSOF世界ウェルター級王座】
ジョン・フィッチ(米国)def.ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)
ジョン・フィッチ
1978年2月24日生
MMA戦績:28勝7敗
「ホウジマール・トキーニョの王座剥奪を受けて、王座決定戦が設けられたWSOF世界ウェルター級。フィッチは2015年に行われたライト級8人トーナメント準優勝のセフェリーノの足関節を完封。初防衛戦として、大晦日=31日にジェイク・シールズの挑戦をMSGザ・シアターで受けることが出決まっている」
■4月15日 RFA37@サウスダコタ州スーフォールズ サンフォード・ペンタゴン
【RFAライトヘビー級王座】
デビン・クラーク(米国)def.ハファエル・ヴィアナ(ブラジル)
デビン・クラーク
1990年4月12日生
MMA戦績6勝0敗
「開催地スーフォールズ出身のクラークは、この勝利によりRFAライトヘビー級王座を獲得しUFCにステップアップ。7月の初戦でアレックス・ニコルソンに敗れたものの12月にジョシュ・スタンスベリーを破ってオクタゴン初勝利を挙げている」
【RFAバンタム級王座】
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)def.ジョーイ・ミオラ(米国)
レアンドロ・イーゴ
1989年1月19日生
MMA戦績16勝2敗
「王者のステップアップが多いRFAでは王座防衛戦よりも決定戦の数が多い。上のライトヘビー級戦同様にこの試合もバンタム級王座決定戦として行われた。勝者イーゴはそのままベルトを保持し、1月13日のLFA旗揚げ戦で初代LFAバンタム級王座決定戦を戦う」
■4月22日 Legacy FC54@オクラホマ州タルサ ハードロック・カジノ
【Legacy FCミドル級王座】
ラファエル・ロバトJr(米国)def. マルセロ・ヌネス(ブラジル)
ラファエル・ロバトJr
1983年6月25日生
MMA戦績3勝0敗
「2007年にムンジアル黒帯で米国人としてBJ・ペン、ロバート・ドライスデールに続き頂点に立ったロバトJrがMMA3戦目で登竜門のベルトを巻いた。11月にコルテズ・コールマンを相手に初防衛に成功。RFAミドル級王者ジェラルド・マーシャートが即UFC入りを決めたのとは対照的にステップアップの話はきていない」
■4月23日 プロ修斗@千葉県浦安市 舞浜アンフィシアター
【修斗世界バンタム級(※56.7キロ)王座】
扇久保博正(日本)def. 菅原雅顕(日本)
扇久保博正
1987年4月1日
MMA戦績15勝3敗2分
「プロ修斗フェザー級王座、VTJフライ級トーナメント優勝と合わせ修斗系の軽量級で文句なしの実績ナンバーワンとなった扇久保はTUF24に出演し、シーズン内決勝まで進出したティム・エリオットに判定負け。UFC本戦デビューの報が待たれる」
【修斗世界ウェルター級(※70.3キロ)王座】
松本光史(日本)def. 川名雄生(日本)
松本光史
1983年7月12日
MMA戦績16勝36敗2分
「苦節7年間、紆余曲折あってプロ修斗の頂点に立った松本。師・弘中邦佳の後を継ぎ、伝統のベルトを奪取。ここから世界へ再スタートを切りたかったが、9月VTJで体重大幅超過のエフライン・エスクデロに無念の判定負けを喫してしまった」
■4月23日 UFC197@ネヴァダ州ラスベガス MGMグランド・ガーデンアリーナ
【暫定UFC世界ライトヘビー級王座】
ジョン・ジョーンズ(米国)def. オヴァンス・サンプレー(ハイチ)
ジョン・ジョーンズ
1987年7月19日生
MMA戦績22勝1敗
「当て逃げ事故で剥奪された王座をとりもどすべくダニエル・コーミエーへ挑戦予定が、コーミエーの負傷でOSPと暫定王座決定戦となり完封勝利。7月にDCとの王座統一戦を前にしてUSADAのドーピング検査に引っ掛かり、両者の一戦はまたも流れる。結局、JJは2017年7月9日まで出場停止処分が下り、2度のタイトル剥奪となった」
■4月24日 パンクラス277@東京都江東区ディファ有明
【暫定KOPフェザー級王座】
田村一聖(日本)def. 牛久絢太郎(日本)
田村一聖
1984年3月12日生
MMA戦績10勝7敗
「1月に牛久が正規王者アンディ・メインに挑戦予定も、メインの負傷長期欠場により暫定王座戦が組まれ、田村がパンクラス3連勝でベルトをその腰に。11月に復帰したメインと統一戦が決まったが、今度は田村の負傷で来年までお預けとなっている」