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【UFC197】徹底したサウスポー潰しで、JJが手堅くOSPを破り暫定世界ライトヘビー級王座を獲得する

<UFC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦/5分5R>
ジョン・ジョーンズ(米国/1位)
Def.3-0:50-44.50-44.50-45
オヴァンス・サンプレー(ハイチ/6位)

476日振りのオクタゴンとなるJJは、まず両手をマットにつけてから立ち上がる。サイドからヒザを蹴り、スピニングバックキック、前蹴りとキックで試合に入ったJJに対し、OSPは右ストレート、そして右ローを見せる。左ジャブが届かないとみると、オーソに構えを変えたOSPに対しJJAはボディに蹴りを入れていく。JJの後ろ回し蹴りにダーティーボクシングで応えたOSP──立ち上がりはゆっくりした流れで進む。

引き続きヒザを蹴り、サイドキックを繰り出すJJにOSPもヒザを蹴っていく。JJは左ミドル、右ロー、OSPが右を振るって組み合いになるとJJがトリップし尻餅をつかせた。

2R、OSPの左ローをキャッチしたJJだが、テイクダウンは奪えない。OSPは左に回りながらサウスポーに構え、右回りの時はオーソに。ここでJJが左ミドルを蹴り込み、サウスポーに構えた時は左ローを入れる。OSPは左ジャブを返すも手数は圧倒的に少ない。JJは左ミドルからクリンチアッパー、さらにエルボーにつなげる。OSPもボディにヒザを打ち込み、離れたJJに左フックをヒットさせる。

JJの右ハイは牽制気味で、それよりもサイドからヒザを狙った蹴りが効果を見せ始めたか。JJの後ろ回し蹴りをキャッチし損ねたOSPだが、右ストレートを当てる。さらに左ジャブを見せたOSPにJJが飛び後ろ回し蹴りを見せたところで2Rが終わった。

3R、ヒザを蹴り合う両者。OSPが左フック、JJは手による攻撃が少ない。OSPの左ジャブの連打にガードを固めたJJがスピニングエルボーを狙う。続く左ストレートは当たらず、逆にOSPの左ジャブをもらう。JJは左ボディから前に出るも、すぐに離れてヒザを蹴る。場内にブーイングがこだまするなか、JJのサイドからヒザへの蹴りが続く。とJJは左ハイから右ストレート、OSPは左ジャブ。JJは左ミドルを連続で見せ、OSPがサウスポーで構えるとヒザに蹴りを入れる。左ミドル2発入れたJJに対し、手数が少ないOSP、ヒザを狙われ右手前で構えられず、攻撃が出し辛い状況に追い込まれた。

4R、OSPが左ボディを見せ、右ローにつなげる。ここでサウスポーに構えると、やはりJJはヒザへの蹴りを狙う。と、JJがクリンチからリフトしテイクダウン。OSPはすぐに立ち上がる。神経戦が続き、再びブーイングが起こるとJJは接近戦でエルボー、ダブルレッグを再び決めて、そのままサイドで抑え込む。左エルボーを落とすJJがOSPを削っていく。OSPのケージウォークにも盤石の抑え込みを続けるJJがアメリカーナを狙う。

一度はケージを蹴って抑え込みを逃れたOSPだったが、再びガードに戻るとパンチを受けて背中を見せる。マウントから立ち上がったJJは、ケージを背に座った状態のOSPにパンチを入れ、再び抑えてパウンドの追撃。圧倒的に自身のラウンドとした。

最終回を迎え、余裕の待ちのファイトとなったJJが後ろ回し蹴り。OSPは打つ手がないように足を使う。OSPの右ストレートをよけたJJは右アッパー。またも右アッパーを入れるとOSPの動きが止まる。JJは大きくOSPを持ち上げてテイクダウンし、立ち上がってボディに蹴りを入れる。立ち上がったOSPは手をだらりと下げて、右へ左へ回るのみ。JJの左ハイは空振りとなったが、そのまま組みつきタイムを確認する。

OSPはヒザを見せるが、JJはエルボーを見せ、左ボディと時間を使う。残り20秒で離れた両者、OSPは追い足もほとんどなく、試合終了をブーイングの嵐の中で迎えた。

結果、JJは3‐0で判定勝ち。慎重かつ堅実な試合に徹し、ダイナミックは動きは封印したJJだが、確実に判定勝ちを得てダニエル・コーミエーの持つ王座挑戦権といえる、暫定タイトルをその腰に巻いた。「20パーセントぐらしか持っているモノを出さなかった。申し訳ないけど、DC戦で全てを出すよ。肉体的には問題ない。ちょっとメンタルがね……でもパフォーマンスには影響ないし、自信もあった。ただ、絶対的に勝利が必要だったんだ。次は絶対に良い試合をすると約束するよ。サウスポーのOSPに代わったから、作戦が全部振り出しに戻ったんだ」とJJは語った。

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