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【Pancrase281】上田将竜、ねちっこい展開で荻窪祐輔を振り切る

<フライ級/5分3R>
上田将竜(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
荻窪祐輔(日本)

まずは右ミドルを入れた上田に対し、荻窪が左ハイ。組み合いにあると上田がトップを取ることに成功する。荻窪のスイープを潰した上田が腰をコントロールしてトップキープ。荻窪はケージ掴みの注意が入る。背中を譲りながら立ち上がった荻窪は右腕を差し上げて上田をケージに押し込む。引き込んだ勢いでトップを取りに掛かった荻窪を潰した上田がマウントを狙う。足を戻した荻窪が腰を切って腕十字を狙う。ヒジを引き寄せてディフェンスした上田はシングル狙いにキムラロックからRNCクラッチに移行する。頭を入れて防いだ荻窪がケージに上田を押し込み初回が終了、ジャッジ3者とも上田を支持した。

2R、ローから右を入れた上田。続いて左ストレート、右と続けるが荻窪が組んでケージに押し込む。上田は内股で投げるも、ケージに当たった荻窪が跳ね返って同体に。すかさずバックからワキをすくった上田が、落とされないように腕を取って頭をマットにつける。

ケージ際にそのあま上田を押し込んだ荻窪はスクランブルから逆にバックを狙う。胸を合わせた状態で上田を押し込んだ荻窪は頭を外に出したシングルで尻もちをつかせると、しっかりと両足をリフトしてテイクダウンに成功――も、この回も上田が3票を集めた。

最終回、荻窪はスピニングバックフィストも距離が合わず、組み合いからケージに押し込まれる。左腕を差し上げてテイクダウンを狙った上田。こらえた荻窪がシングルも、頭を押さえられ倒し――そしてバックを取り切れない。上田はケージを背負い立ち上がると、荻窪はダブルレッグへ。倒しきれずシングル、ボディロックから尻もちをつかせ残り時間は2分に。

再び、バックからダブルで上田に尻もちをつかせた荻窪がバックを伺う。前方に崩すが、バックかトップかという場面にバックに固執した荻窪は、逆に胸を合わされ倒される。上田は腕を支点に、下になって三角絞め。そのままタイムアップとなり、上田が3-0の判定勝ちを手にした。


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